2010南アフリアW杯予選が各地で行われた10日、ホームにグルジアを迎えたイタリアはMFデ・ロッシ(ASローマ)の2得点で2−0の勝利を収めた。

2−1辛勝に終わった6日のキプロス戦と比較すると、問題点のいくつかは改善されたものの、グルジア戦でも課題が浮き彫りとなったイタリア代表。しかし、最優先されるW杯予選2試合で勝ち点「6」を稼いだことに対して、マルチェロ・リッピ代表監督は満足感を漂わせた。

「苦しんだ中での勝利だった。辛勝は良いことだ。この勝利は負傷により途中で離脱を余儀なくされたガットゥーゾ、ガンベリーニそしてグロッソに捧げたい。キプロス戦と比較すると改善が見られた。輝きには欠けているが、これで良い。離脱者が予想以上だったことを考えれば、ポジティブな結果と言えるだろう。(国内リーグ戦で)5、6試合を終えている1か月後には、彼らのコンディションも数段良くなっているはずだろう」と前向きなコメントに終始した。

一方、勝利に貢献したDFニコラ・レグロッターリエは「今日は良いスタートをきることができた。特に試合開始25分間は相手にスペースを与えず、高い位置での守備をキープすることに成功した。その後、攻め込まれる場面もあったが、ピンチらいしピンチは1回だけだった」と手応えを明かした。