ここ最近、政治を揺るがしている宙に浮いた年金約5000万件(もっと多いのは確実な情勢になってきた)+消えた年金(一説には職員によって不正に盗まれた疑いももたれている)なわけですが、連日連夜報道されるのは窓口に並ぶ人や電話で問い合わせする姿ばかり。いくら24時間対応してくれるとはいえどもまだまだ不十分な体制であるのは明白。年金を受け取るのはかなり先だが年金納付履歴がどうなっているかはできれば知りたい、けどわざわざつながらない電話をかけまくったり、何時間も並んだりするのは面倒……という人に最適な方法、それが自分の年金を払った履歴をネットで確認することができる「社会保険庁:年金個人情報提供サービス」です。

閲覧できるのは以下の情報。

・これまでの公的年金制度の加入の履歴(加入制度、事業所名称、資格取得・喪失年月日、加入月数等)
・国民年金保険料の納付状況
・厚生年金の標準報酬月額、標準賞与額
・船員保険の標準報酬月額、標準賞与額


そのほかにもいろいろとあるらしい。というわけで、実際に申し込んでみました。
申し込みは以下のページから行います。

社会保険庁:年金個人情報提供サービス(トップページ)
https://www3.idpass-net.sia.go.jp/neko/action/z0401

もしかすると今後の状況次第では上記ページのアドレスが変わる可能性もあるので、念のため、今回はトップページから順にアクセスする手順も解説します。まずは以下のアドレスから社会保険庁のトップページへ。

社会保険庁
http://www.sia.go.jp/index.htm


右メニューにある「相談案内」から「年金加入記録照会 年金見込額試算 年金個人情報提供サービス (ユーザID・パスワード)」をクリック


一番下の4番をクリック


「ご利用登録」をクリック


基礎年金番号、そのうちの一部、氏名、生年月日、性別、郵便番号、住所、パスワード、電話番号を入力し、「申込み内容を確認」をクリックします。基礎年金番号は年金手帳を見るか、領収書を見るか、納付案内書を見るか、会社員の場合は自分の会社に問い合わせましょう、これは意外にすぐわかります。


それから表示されている内容を確認して「申込み」をクリック


あとはこの画面に書かれている番号を控えて、念のためにスクリーンキャプチャを保存するか、印刷してプリントアウトしておきましょう。


で、いつこのログイン用のIDとパスワードが届くかなのですが、平常時で2週間ほどかかるそうです。現在はどう考えても平常時ではないのでいつ届くのかさっぱりわからないのが難点でしょうか……。また届いてログインできるようになったら実際にどんな感じの操作画面なのかをレポートしようと思います。お楽しみに。

追記:実際には2週間ではなく、現時点では3週間だそうです。詳細は以下の記事へ。

年金のネット確認、IDとパスワードは本当に2週間後に届くのか? - GIGAZINE

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