大坂なおみ、まさかの初戦負けを海外続々報道 「感情的に崩れ落ちる」「自滅」
世界67位に完敗した新女王の姿を海外も続々報道
テニスの世界ランク1位・大坂なおみ(日清食品)が19日のドバイ選手権2回戦で同67位のクリスティナ・ムラデノビッチ(フランス)に3-6、3-6でストレート負け。世界ランク1位となった初戦でよもやのジャイアントキリングを、海外メディアは一斉に速報。「コーチとの離別への注目のせいに」「説明のつかない自滅」などと報じている。
予想だにしない結末だった。女子テニス界の新女王となった大坂はわずか1時間6分でストレート負け。得意のサービスエースはわずか1本。ダブルフォルトは5度。グランドスラム2大会連続優勝を果たし、世界ナンバーワンにたどり着いてからの初戦で、よもやの黒星となった。
優勝した全豪オープンの舞台となったオーストラリアメディア「ニュース.com」では「世界1位のナオミ・オオサカは記者会見で感情的に崩れ落ちる」と速報。「コート上で説明のつかない自滅の後、オオサカは記者会見で気持ちを抑えきれなかった。ある時点で、平静を取り戻すために部屋を去る必要があるか、と尋ねられた」と記事では報じ、敗戦後の会見で新女王が涙を流したことに注目していた。
一方、英公共放送BBCでは「ナオミ・オオサカはドバイでの敗戦後、コーチとの離別への注目のせいに」と特集している。
コーチとの契約解消報道の影響は?
今季まだ未勝利だったムラデノビックに金星を献上した大坂にとってはサーシャ・バイン氏とのコーチ契約解消後の初戦だった。
「(契約解消の)ニュースに対する反応をブロックできたかと質問されると、『できなかった。この試合がその結果』と彼女は話した」とし、コーチ契約解消に伴う注目度の高まりとプレッシャーが敗因となったと自己分析したことを報じている。
地元UAE紙「ザ・ナショナル」も「敗れたナオミ・オオサカはプレッシャーに対応することに苦しんだことを認める」と速報で伝えている。
「オオサカは話すのを一瞬止めると、涙を拭った」と報じるなど、よもやの敗戦となった新女王の精神的な動揺に海外メディアも驚きをもって伝えている。(THE ANSWER編集部)