16日放送、MBS「戦え!スポーツ内閣」では、阪神タイガース藤川球児にインタビュー。新シーズンに向け、クローザー奪取に意気込んだ。

昨年は最下位に終わり、金本知憲監督が退任した阪神。藤川は53試合登板で5勝3敗26ホールド、防御率2.32という成績だった。藤川は「『頼む』と言われたところは粋に感じていけたし、頼られるうちが華」「ベテランってこういうところもチームのための一つになるのかな」と振り返る。

だが、結果が最下位だったことで、藤川は「これじゃダメだということで、やり方を変えようと発想の転換」をし、「やりたいことを自分からまた言おう」と、クローザーに志願した。昨年末に番組に出演した落合博満氏も、「藤川が一番いいじゃん」と抑えに推している。

藤川は「それがチームのためになると思っているから」とコメント。「成績見たらそうじゃんってなるんですよ。僕が成績一番良いんで。だったら普通クローザーでしょう」「チーム内では、自分が一番適任だろうとは思いますね」と、自信をあらわにした。

かつてバッテリーを組んだ矢野燿大新監督も、挑戦を受け入れた。藤川は「信頼するところがものすごく大きい」とコメント。「選手ファーストなんで、選手は迷っている場合ではない。(監督が)任せたと言ってくれている。自分で決断しないと何も進まない」と、指揮官への信頼を強調する。

藤川は「本当にこれから良くなると思うし、ファンの人たちもワクワクして見ていけるんじゃないですかね。僕たちもワクワクしていますから」とコメント。2019年は「ファンに喜んで帰ってもらう」とし、「そのために責任のあるポジションでしっかり責任を果たす」と、クローザー奪取に意気込んだ。

VTRが終わると、出演していた元プロ野球選手の岩本勉氏は「魅力たっぷり」「『オレしかやる人間おらん』とは、自分でなかなか言えない」とコメント。自信をあらわにする藤川を「絶対成功すると思う」と評価し、開幕からクローザーに起用すべきと進言した。