ダンス歴15年のハニーズ2年目、ELIKAさん【写真:福谷佑介】

写真拡大

兵庫県出身で「ハニーズ」になるために単身で福岡へ

 スタジアムを鮮やかに彩る華「チアリーダー」。各球団がそれぞれの個性を持ち、1月6日には大阪市内でパ・リーグ6球団のチアリーダーが集結したイベント「パ・リーグ ダンスフェスティバル2017-2018」が開催されるなど、プロ野球においての1つのエンターテインメントとして定着してきている。

 2018年、2年連続の日本一を目指すホークスにとっては、オフィシャルダンス&パフォーマンスチーム「ハニーズ」がそれにあたる。スタジアムで試合前や試合中にダンスパフォーマンスを行って場内を盛り上げに一役買っているだけでなく、場外イベントや地域イベント、各メディアへの出演を通してファンとの絆を結ぶ役割を担っている。 

 その「ハニーズ」の2018年度メンバー19人が決まり、1月19日に正式発表された。2年連続日本一を狙うホークスを盛り上げ、チームとファンを結ぶ19人のメンバーたちはどのような思いを胸にグラウンドに立つのか。狭き門を突破した19人の思いを紹介していく「福岡発 チア名鑑」の第3回。

○ELIKAさん(2年目)

 ダンス歴15年の彼女は兵庫県出身。2017年シーズンを前に「ハニーズ」のオーディションに合格すると、単身、福岡へとやって来た。地元の関西にもプロ野球球団はあるし、プロスポーツチームとなれば、その数も増える。なぜ、遠く離れた福岡だったのか。

「ハニーズ」内では関西人らしくツッコミキャラ

「悩んだんですけど、野球が好きで、ダンスが好きで。親には関西で就職したらいいじゃないかと言われましたけど、やりたいと思うことが阪神でも、オリックスでもなかったんです。MCだったり、ダンスだったり、やりたいと思うことが全部出来るのはハニーズかなと思って。親には『阪神も応募しておいたら』と言われましたけど、結局出しませんでした」。遠く離れた地での挑戦。大きな決断を下した。

 2018年が2年目のシーズン。昨季のメンバーとはいえ、他の応募者とともにオーディションを受ける。無事にその狭き門を突破し「まずはホッとしました。そして今シーズンもハニーズのメンバーとしてパフォーマンス出来ることがとても嬉しいです」と安堵する。1年目で得た数多くの経験を生かし「チームのために自分自身が出来ることを日々考えながら、ファンの皆様に素晴らしいパフォーマンスをお見せしたいと思います」と、より一層ファンを楽しませることに意識を向ける。

 2017年からの継続メンバーは9人、そして新メンバー10人の計19人で臨む2018年。関西人らしく、チーム内でのキャラは「ツッコミキャラですね。関西人特有のツッコミですね」と言い「ファンの方にもボケてもらえれば、ツッコめるかなと思います(笑)」。キレキレのツッコミを武器とする元AKB48の板野友美似のELIKA様が、2018年のヤフオクドームを盛り上げてくれる。 

ELIKAさんからファンへのメッセージ

「初心を忘れず、またイチからという気持ちを持ってパフォーマンスが出来るように頑張ります。2018年もELIKAらしく、皆様の期待に応えられるように頑張ります! 今シーズンも熱い声援をよろしくお願いします!」(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)