うつ病になると、朝起きられなくなったり、外出できなくなったりすることはよく知られている。

さらに、日常で当たり前にやっていたことができなくなることもあるようだ。

うつ病の現実の目の当たりに

うつ病の現実を目の当たりにし、苦しむ少女に手を貸した美容師の女性がいる。米アイオワ州ウォータールーの美容院で働くKayley Olssonさんである。

Kayleyさんは先日、数年間重度のうつ病に苦しんでいるという16歳の少女を担当した。

少女はひどく気分が落ち込み、生きていても仕方がないと思っていたので、長い間髪の毛をとかすこともなかったという。

久しくとかしていない髪

結果、美容院を訪れた際の彼女の髪はこのような状態だった。

久しくブラシをかけておらず、髪はゴワゴワにかたまり絡まっている。

少女の話では、「起き上がるのはトイレに行く時くらい」だったそうだ。

数週間前から再び学校に通っているのだが、この度生徒1人1人の写真撮影があり、美容院を訪れたという。

少女は来店すると、「とにかく全部切ってください」とオーダー。痛くて自分ではとかせないそうだ。「私はそんなこともできない人間なの」とも。

2日かけスタイリング

その姿に胸を痛めたKayleyさんは、「この子のためにできる限りのことをしてあげよう」と思い、2日かけてケアに努めた。

この日は8時間、翌日も5時間かけケアしたおかげで、少女の髪の毛はよみがえった。

Kayley Olsson/Facebook

もう「私には何の価値もない」なんて思わせない…。

Kayleyさんがそんな思いを胸に仕上げたヘアスタイルはバッチリ決まっている。

Kayley Olsson/Facebook

これには少女も満足し、「心からの笑顔で写真撮影に臨めるわ」と笑みを浮かべていた。

「おかげで自分を取り戻せた気分」という嬉しい一言も。

メンタルヘルスを甘く見ないで!

Kayleyさんはくだんのエピソードを自身のFacebookに投稿。

「メンタルヘルスを甘く見ないで」と、声を大にして言いたい。無関係な人などいませんから。

親御さんには真剣に考えてもらいたい!

できるわけないのに、子供に「頑張って乗り越えろ」なんて言わないでほしいのです。

髪をとかすのも嫌になるほどの無力感に、子供が苛まれるなどあってはなりません。

そう綴られた同投稿には19万人がリアクションし、7万6000件を超えてシェア数されている。