D・コスタの新天地として、新たにミランが浮上した。半年のレンタルで獲得を検討しているという。(C)Getty Images

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 今夏のチェルシー退団が決定的とされるスペイン代表FWのジエゴ・コスタの去就について、現地時間7月20日にスペインの『アス』紙が言及している。
 
 チェルシーは新エースとして、レアル・マドリーからアルバロ・モラタを獲得。アントニオ・コンテ監督から直接、来シーズンの構想外を伝えられたと公言しているD・コスタは、自身も退団の意思を示し、2014年までプレーしたアトレティコ・マドリーへの復帰を模索している。
 
 しかし、アトレティコはFIFAから2018年1月まで補強禁止というペナルティーを受けており、仮にD・コスタが加入しても来年まではピッチに立つことができない。来夏のロシア・ワールドカップに向けて出場機会を確保したいスペイン代表FWにとって、半年のブランクは致命的となる。
 
 これまでD・コスタの新天地として、中国の天津権健やブラジルのパルメイラス、そしてトルコのガラタサライなどが候補に挙がってきた。そんな中、移籍先として急浮上したのが、今夏すでに10人の新戦力を補強する大改革を敢行しているミランだ。
 
 ミランはすでにポルトから逸材アンドレ・シウバを迎えているが、CFをもう一枚獲得したいと考えている。アンドレア・ベロッティ(トリノ)、ピエール=エメリク・オーバメヤン(ドルトムント)、ニコラ・カリニッチ(フィオレンティーナ)などとの交渉が噂されるが、いずれもまだ合意には至っていない。
 
 そこで、D・コスタがアトレティコと契約後、半年のレンタルで借り受けるプランが浮上しているという。今夏にセビージャから獲得後、すぐにラス・パルマスへローンに出したスペイン代表FWのビトーロと同じパターンだ。
 
 ミランがチャンピオンズ・リーグ(CL)出場権を持っていないため、アトレティコはD・コスタが復帰するシーズン後半戦にこのストライカーをCLで起用できる。
 
 ロメル・ルカクやモラタなど、今夏の移籍マーケットは、ストライカーの動きが活気を帯びている。様々なクラブが候補に挙がる中で、D・コスタはどこに新天地を求めるのだろうか。