ヒロシ、落ちぶれても対応が変わらなかった野際陽子さんへの感謝
6月13日、野際陽子さんが亡くなった。'02年から野際さんが司会を務めていた紀行番組『旅の香り時の遊び』(テレビ朝日系)。
同番組でロケのアシスタントをつとめていたヒロシが彼女への感謝の気持ちを教えてくれた。
「僕が出始めたころは、売れているピークのときでしたが、番組が終わるころになると世間から“一発屋”と呼ばれ、雑に扱われるようになっていたんです。
よくある話ですが、売れているときはよくしてくれても、落ちぶれると接し方が変わるじゃないですか。でも野際さんはそんなことがなく、いつも“ヒロシくん、ヒロシくん”と呼んでくれて」
番組スタッフにも「うちのヒロシをよろしく」と言って回ってくれていたのだそう。
「最初はウソだろう、僕のことなんか見てないだろうと思っていたんですが、本当だと知ってうれしかったですね。僕が番組に出続けられたのは、野際さんのおかげだと思っています」
こんな贈り物をもらったこともあった。
「バースデープレゼントということで、高級ブランドのスカーフをいただいたんです。すごく感激しましたね。
でも僕にはスカーフをつける文化がないので、今も大事にとってあります。また会いたいなとずっと思っていたんですが。本当に残念です……」