宇佐美、今季初フル出場も失点に絡む チームはレヴァークーゼンに完敗

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 ブンデスリーガ第21節が17日に行われ、MF宇佐美貴史所属のアウクスブルクとレヴァークーゼンが対戦した。

 前節、FW武藤嘉紀が所属するマインツに敗れ、リーグ3連勝を逃したアウクスブルク。宇佐美も後半アディショナルタイムの出場にとどまった。今節はチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦ファーストレグのアトレティコ・マドリード戦を控えるレヴァークーゼンをホームに迎えた。宇佐美はリーグ3試合ぶりのスタメン出場を果たしている。

 試合開始から23分、レヴァークーゼンが先制する。右サイドで宇佐美からボールを奪取すると、パスをつないでエリア内まで進入。最後はカイ・ハフェルツが上げたグラウンダーのクロスを、カリム・ベララビが右足でゴール左下へ流し込んだ。

 さらに40分、レヴァークーゼンはゴール前で細かいパス交換を見せ、最後はエリア内へ抜け出したハビエル・エルナンデスが冷静に左足を振りぬき、ネットを揺らした。

 2点を先行されたアウクスブルクは前半アディショナルタイム1分、左サイドを駆け上がった宇佐美がドリブルでエリア内まで持ち運ぶと、そのまま右足でシュート。しかしボールはポスト右へ大きく外れた。結局レヴァークーゼンの2点リードでハーフタイムを迎える。

 後半に入って60分、アウクスブルクはク・ジャチョルがエリア左へ飛び出すと、GKベルント・レノをひきつけて横パス。これを引き取ったドミニク・コールが、右足インサイドでミートし、ボールを無人のゴールへ突き刺した。アウクスブルクが1点差に詰め寄る。

 それでも直後の65分、ディフェンスラインの裏へ抜けたJ・エルナンデスがベララビの縦パスを受け、GKマルヴィン・ヒッツとの1対1を迎える。シュートは一度GKヒッツに防がれるが、こぼれ球をJ・エルナンデス自身が押し込み、再びレヴァークーゼンが2点リードとした。

 その後はアウクスブルクの攻撃を抑えたレヴァークーゼン。3−1のままタイムアップを迎え、連勝を飾った。一方のアウクスブルクはホームで黒星を喫し、リーグ戦連敗となっている。なお、宇佐美は今シーズン初のフル出場となった。

 次節、アウクスブルクは敵地でダルムシュタットと、レヴァークーゼンはホームでマインツとそれぞれ25日に対戦する。

【スコア】
アウクスブルク 1−3 レヴァークーゼン

【得点者】
0−1 23分 カリム・ベララビ(レヴァークーゼン)
0−2 40分 ハビエル・エルナンデス(レヴァークーゼン)
1−2 60分 ドミニク・コール(アウクスブルク)
1−3 65分 ハビエル・エルナンデス(レヴァークーゼン)