日本には“不思議”がいっぱい! スウェーデン出身美人漫画家・オーサさんインタビュー

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スウェーデン出身の美人漫画家オーサ・イェークストロムさんにインタビュー。日本での経験を4コマ漫画にしたエッセイを描いているオーサさんに、彼女が出会った日本の不思議についてお話をうかがいました!

【フォトギャラリー】オーサさんのコミックエッセイをちょい見せ!

スウェーデン人漫画家『オーサ・イェークストロム』さんとは?

オーサ・イェークストロムさんは、スウェーデン出身の漫画家。

初めてスウェーデン出身の漫画家と聞いて、アメコミとかバンド・デシネみたいな感じかな??と、思っていたのですが、実はオーサさんは子供の頃に見ていたアニメ「美少女戦士セーラームーン」や漫画「犬夜叉」を見て、大きくなったら漫画家になること決心。

スウェーデンでイラストを勉強したのちに、イラストレーター・漫画家として活動。2011年に来日し、現在は東京に在住しているそう。

2015年3月、日本デビュー作の『北欧女子オーサが見つけた日本の不思議<北欧女子オーサが見つけた日本の不思議> 』がKADOKAWAら刊行されると、外国人漫画家として話題となりました。

それもそのはず、絵だけ見ていれば外国人が書いたなんて思えないくらい、景色や人物が日本の漫画スタイルそのもの!!

そして漫画界の巨匠、高橋留美子先生から、「可愛くて面白かった」とコメントをもらうなど、漫画家としても実力派なオーサさん。

7月に発売された『北欧女子オーサのニッポン再発見ローカル旅<北欧女子オーサが見つけた日本の不思議>』は、日本では普通のことかなと思うことから、日本人の私たちも知らないような地方の風習などをコミカルに描いています。

読んでいるうちに、オーサさんと会いたくなってしまったライター牡丹餅。

外国人から見た「日本の変なところ」を聞きに、オーサさんと会ってきちゃいました!!

実物のオーサさんとご対面!!

KADOKAWAさんの会議室で、オーサさんとご対面!!

部屋に入ると、お人形さんのような女性が座っていました。

あれ、でも漫画のオーサさんとイメージが全然違う……。

なんていうか……。

例えば、リカちゃんに会いに行ったら、バービー出てきた!!みたいな。

かなり色っぽい気が……(笑)

オーサさんが出会った日本の不思議

気を取り直して、まずは一番聞いてみたかった、オーサさん(スウェーデン人)から見た、日本の不思議から伺いました。

牡丹餅:日本で一番びっくりしたことはなんですか?

オーサ:飲みに行った帰りに知らない人に車を預けるというのがビックリでした。

牡丹餅:代行のことですか?

オーサ:はい、車は大事なものなのに、知らない人に運転させるとか預けるとかがスウェーデンでは信じられません。盗られちゃいますから(笑)

その他にもこんなエピソードが……。

湿気が多い

日本は湿気が多く、洗濯物が乾きづらいので洋服が臭くなるのに驚きでした。

カビ対策も大変ですし、窓を開けないと空気の流れが悪くなるんですけど、ハウスメイトがすぐに閉めてしまうんです……。

日本は「形のまま食べる」料理が多い

スウェーデン人は、食べることにうるさいので、姿そのもので出てくる料理があまり好きではありません。食べるものが、どこから来たのか想像できてしまうのを苦手としているんです。

たとえば「鮮魚の活造り」とか「貝殻に入ったままの煮貝」……それから一番私がダメだったのは「鶏の軟骨」です(笑)

無人販売がある

地方へ行くと、駐車場や野菜販売所が無人で、料金箱が置いてあるだけなんです。スウェーデンではありえないし、日本人って人を信じてるんだなとビックリ。野菜はもとより、料金箱も盗まれないか心配ですよね(笑)

でも、それをスウェーデンの母に話したら、スウェーデンの田舎の方には、無人販売所があるんですって!
知らないうちに、自分の国を信じられなくなっていました(汗)

その他には虫食や、方言など地方によっていろいろな違いがあることにもビックリです。

試し読み&モーションコミックで「オーサ」にハマっちゃう人続出!!

そんなオーサさんの“日本の不思議”がたくさん詰まった漫画が「コミックエッセイ劇場」で試し読みできます!!

違和感なくサラサラ〜っと読めてしまい、気が付くと、もっと読みたい!!という気持ちになります。

試し読みもかなり充実しているのですが、モーションコミックもかわいくて、すっかりオーサさんにハマってしまうこと間違いなし!!

オーサさんの著書は、私たちに日本人が知っているようで知らないことが多く、あらためて「ニッポン」を再発見することができました。秋の夜長におススメの本です〜☆