夫婦って面白いものですよね。夫婦の数だけ愛のカタチがある、なんて言葉もありますが、掛け合い漫才のような夫婦生活を慈しむおじいちゃん、おばあちゃんの川柳からは、長年連れ添ったパートナーへの愛情を感じます。

毎日新聞に掲載された数ある作品から傑作100句を所収した『川島隆太教授の脳トレ川柳』。さらにその中から、「夫婦愛」の奥深さを感じる句をご紹介します。

普段は照れて、なかなか伝えられない――。そんな気持ちが込められた川柳は、どれもほっこり心が温まるものばかり。

01.
先逝くな
浮気するぞと
威(おど)す夫

02.
味うすい
100まで生かす
つもりだな

 03.
遺影には
優しい言葉
言えるのに

04.
よく喋る
妻にリモコン
向けてみる

05.
50年
沿うても夫
宇宙人

06.
踏むたたく
妻の按摩に
悪意あり

07.
花火の夜
手握られて
50年

脳科学が専門の川島隆太教授の軽妙な講評とともに新聞に掲載されている「脳トレ川柳」。体力や記憶力の衰えを笑いに換え、掛け合い漫才のような夫婦生活を慈しむお年寄りたちのユーモアあふれる作品を多数掲載。約10年にわたる連載から傑作100句を一挙紹介します。