夢を叶えるために上京…そして1万3520人の頂点へ



――西銘さんは中学卒業後、芸能界を目指すために単身で上京したんですよね。

はい。東京にある叔母の家に住みながら、都内の高校に通っていました。

――そもそも芸能界を目指したキッカケは？

僕が中2のときに、叔母さんが「芸能界に興味があったら東京においで」って言ってくれたんです。その頃の僕は、何の取り柄もなくて何をやっても普通。とくに自慢できるものがない子だったんですよね。

――それがなぜ、芸能界へ？

こんな普通の僕が芸能人になったらどうなるんだろう？って思ったんですよね。東京への憧れもあったし、僕はみんなと違う道を進むんだ！という思いもありました。

――東京へ行くことに、ご両親は反対しませんでしたか？

速攻で無理！って言われてしまいました（笑）。でも、高校のパンフレットを取り寄せて「叔母さんの家の近くの高校へ行くから安心して」って話して、叔母さんからも援護射撃をしてもらって説得して…やっと承諾してもらった感じです。



――憧れの東京に来たときはどうでしたか？　

やっぱり都会はスゴいなぁと。驚いたことがいっぱいありますよ。夜遅くまで街中が明るいし、人も多いし、みんな歩くのが速いし…。

――地方から出てきた人は、東京の人の歩くスピードの速さに驚くって、よく聞きます。

沖縄の人はのんびりしてるから、なんでこんなに急いでるんだろうって不思議だったけど、ものの2年で僕も東京に染まっちゃいました（笑）。

――染まっちゃいましたか（笑）。

沖縄の友だちに会うと、「東京に染まったなぁ」って言われるんですよ。そしたら「これが最新だから」って言い返します！ ……ウソです。言いません（笑）。

――高校2年生のときに、ジュノン・スーパーボーイ・コンテストを受け、1万3520人の頂点に立ったわけですが、高1のときに受けなかったのはどうして？

最初の1年間は、友だちを作ったり学校へ行ったりバイトをしたり、東京の生活に慣れるための時間だったので。実はそのあいだにスカウトされることもあったんですけど、断っていました。コンテストに応募して、自分の実力を試したいと思ったから。



『仮面ライダーゴースト』のオーディション秘話



――コンテストでグランプリを獲得した翌年には、『仮面ライダーゴースト』の主役が決まったんですよね。オーディションはどうでしたか？

演技の経験がまったくないのに、台本を渡されて。もうびっくりするぐらい噛み倒しました……。ちょっと噛んじゃった、とかじゃないですよ。噛み倒しました。

――緊張で？

はい、めちゃくちゃ緊張して。でも、自分の思いは必死で伝えました。「自分は芸能をやりたくて沖縄から単身で出てきました。芸能にかける思いは誰にも負けません！」といったことを熱く語ったと思います。

――正直、受かる自信はありましたか？

ちょっとだけ（笑）。なんでかと言うと、オーディションを受ける前に、「次の『仮面ライダー』はゴーストが主役らしい」と聞いて、“僕、身体が弱く見られるし色白だからゴーストっぽいんじゃないかな？”って思ってたんです。その若干の自信は、オーディションで噛み倒してしまったことで消えましたけど…。

――だけど、西銘さんの熱意が審査員の方に伝わったんですね。キャラクターのタケルも西銘さんに寄せて設定を作り直したと聞きました。

そうなんです。台本を読んだときに“あ、僕だ！”って思いました。



――『仮面ライダーゴースト』は9月に最終話を迎えますね。

今、すごく寂しいです。「ちょっと待って、まだ終わらないで！」って言いたい。この世界に入って1年目が仮面ライダーだったというのは、すごく恵まれていたなと改めて思いますね。1年間も同じ役をやらせていただくことなんて、そうそうないですから。僕の宝物です。

――芝居のいろはを学んだ現場でもあると思いますが、ご自身として成長したなぁと実感するところはありますか？

演技はもちろんですが、人間的に成長したと思います。たとえばあいさつをしっかりする、敬語の使い方、遅刻はしないなど、そういう人として基本的なこともたくさん教わりました。

――主人公ということでプレッシャーもありましたか？

ありました。そのおかげで、メンタルも強くなったと思います。ここでしっかり鍛えられたので、遠い先を見据えて、一歩一歩進んでいきたいです。

――今、役者の仕事はおもしろいですか？

楽しいけど、いつも不安です。役者さんってスゴいなぁって思うんです。

――そんな、他人事みたいに（笑）。

僕の場合、まだまだわからないことが多すぎて。撮影が終わると、ああしておけばよかった、こうしておけばよかったって後悔しちゃうんです。1話から撮り直したいくらい（笑）。日々後悔。だけど、一歩ずつ前進しているのかなと思います。



めざせ料理男子!! デキる男への道



――西銘さんは今、ひとり暮らしですか？

上京してからずっと叔母さんと暮らしています。でも仮面ライダーの撮影は朝早かったりするので、寝る時間も起きる時間も違うから、ひとり暮らしのような感覚ですね。

――家事にも挑戦中？

たまにですけど、チャーハンを作ったりしますよ。でも火加減が難しくて焦がしちゃうことが多いから、外食することのほうが多いかも…。洗濯は時間があるときは自分でやるようにしてるけど、たまに叔母さんにお願いしてます（笑）。

――お休みの日は、どうやって過ごしてるんですか？

ベッドやソファを買い揃えて、リラックスできる環境を整えたら、案の定、休みの日はインドア派になっちゃいました。“人をダメにするソファ”って知ってますか？ あれを買ったら、本当にダメダメになっちゃったんです（笑）。だから自分の部屋で寝てるか、アニメ観てるか、パソコンいじってるか…。

――パソコン？

YouTuberが大好きなので、はじめしゃちょーさんやHIKAKINさんの動画をよく見てます。

――『仮面ライダーゴースト』の共演者と遊びに出かけたりしない…？

現場で毎日会ってるので…（笑）。でも、1週間に2回とか休みがあると遊んだりしますよ。ご飯を食べに行ったり、ディズニーシーに行ったりしたことも。



――キャストの中だと誰といちばん仲がいいんですか？

やっぱり、同じライダーの磯村（勇斗）くんと（山本）涼介くんです。磯村くんはね、本当にいい旦那さんになりますよ！

――いい旦那さん!?

結婚するなら磯村くんがいいな（笑）。僕の理想です。磯村くんみたいな人になれたら、絶対にモテると思う！ 面倒見もいいし、おもてなしも素晴らしいんです。女の子が家に遊びに来たときに、何か作ろうか？って言って、ちゃちゃって作ったらカッコいいじゃないですか。

――磯村さんに何か作ってもらったんですか？

アンチョビとなんちゃらのソース和え、みたいな、めっちゃ難しい名前のパスタ（笑）。でも僕のお気に入りは納豆パスタ。家に遊びに行ったときにリクエストしたらささっと作ってくれて、しかも、めちゃくちゃおいしかったんです！

――へー！

あと、フライパンにお酒を入れてボーッて燃やすのもできるんですよ。もう、プロだ！と思って。

――西銘さんもチャーハンから始めてみましょうか？

僕は不器用だし、センスがないんです…。料理への愛情は負けてないと思うんですけど、気持ちに技術が追いついてないからダメですね（笑）。

――まだ18歳なんだし、これから経験を積めば磯村さんのようになれますよ！ では、最近ハマっていることがあったら教えてください。

料理です。

――えっ!?

って言えたら、めっちゃカッコよくないですか？ 「趣味は料理です」って言えるように、これから頑張ってみようかな（笑）。



【プロフィール】
西銘 駿（にしめ・しゅん）／1998年2月20日、沖縄県出身。O型。2014年、第27回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストでグランプリを獲得。2015年、『仮面ライダーゴースト』（テレビ朝日系日曜8時〜）の主人公・天空寺タケル/仮面ライダーゴースト役でデビュー。『劇場版 仮面ライダーゴースト 100の眼魂とゴースト運命の瞬間』が公開中。ファースト写真集『SHUN』（主婦と生活社刊）は8月19日発売。
【Twitter】@shun_nishime

■ファースト写真集『SHUN』発売記念イベント開催■


S__6685023
西銘 駿さんのファースト写真集が8月19日（金）に発売！ その発売を記念して、以下のイベント開催が決定いたしました。

【イベント日程】
★2016年8月20日（土）10：30〜
＠東京・福家書店新宿サブナード店
http://www.fukuya-shoten.jp/event/#6395

★2016年8月20日（土）16：00〜
＠横浜・ららぽーと横浜サウスコート（カリヨン広場）
https://www.kinokuniya.co.jp/c/store/LaLaport-Yokohama-Store/20160711100000.html

★2016年9月4日（日）13：00〜
＠大阪・イオンモール堺鉄砲町3Ｆイオンホール
http://www.tengyusakai-shoten.co.jp/?post_type=newsrelease&p=8904

※参加希望の方は各書店のHPにて予約受付期間、受け付け方法などをご確認の上、お申込みください。
※上記内容は変更になる場合がございます。
※イベントに関するお問い合わせは、主婦と生活社販売部（TEL:03-3563-5121）までお願いいたします。


■この記事を読んだ人にオススメ！
・『仮面ライダーゴースト』で注目！ 俳優・磯村勇斗の過去、現在、未来。
・高杉真宙 若きカメレオン俳優に迫るブレイクのとき 「僕じゃなきゃダメだと言われたい」
・上遠野太洸 待望のファースト写真集が発売中！「すべてをさらけ出した旅でした」


★★西銘 駿さんのサイン入りポラを抽選で3名様にプレゼント★★

今回インタビューさせていただいた、西銘さんのサイン入りポラを抽選で3名様にプレゼント。ご希望の方は、下記の項目をご確認いただいたうえ、奮ってご応募ください。

■応募方法：ライブドアニュースのTwitterアカウント(@livedoornews)をフォロー＆以下のツイートをRT


■受付期間：8月12日（金）12：00〜8月18日（木）12：00

■当選者確定フロー
・当選者発表日／2016年8月19日（金）
・当選者発表方法／応募受付終了後、厳正なる抽選を行い、発送先のご連絡 (個人情報の安全な受け渡し) のため、運営スタッフから個別にご連絡をさせていただく形で発表とさせていただきます。
・当選者発表後の流れ／当選者様にはライブドアニュース運営スタッフから8月19日（金）中に、ダイレクトメッセージでご連絡させていただき8月23日（火）までに当選者様からのお返事が確認できない場合は、当選の権利を無効とさせていただきます。

■キャンペーン規約
・複数回応募されても当選確率は上がりません。
・商品発送先は日本国内のみです。
・応募にかかる通信料・通話料などはお客様のご負担となります。
・応募内容、方法に虚偽の記載がある場合や、当方が不正と判断した場合、応募資格を取り消します。
・当選結果に関してのお問い合わせにはお答えすることができません。
・商品の不具合・破損に関する責任は一切負いかねます。
・本キャンペーン当選賞品を、インターネットオークションなどで第三者に転売・譲渡することは禁止しております。
・個人情報の利用に関しましてはこちらをご覧ください。