今夏フランスを去った選手ベストイレブン
9月2日、『L'Equipe』は「今夏フランスを離れた選手でベストイレブンを組んでみた」という記事を掲載した。
優れた選手の供給源としても知られるフランスリーグからは、今夏も多くの有望な者が世界へと羽ばたいていった。
その中でベストな11人を選ぶとどんな感じになるのだろうか?
GK:アルフォンス・アレオラ
(パリ・サンジェルマン→ビジャレアル)
既にこの2年間RCランス、バスティアに貸し出されていた22歳のGKは、ビジャレアルでスペインリーグ、そしてヨーロッパリーグに挑戦するという決定を下した。
2019年までPSGとの契約を残した2013年U-20世界選手権のチャンピオンは、リオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウドといった世界最高の選手と対戦するチャンスを持っている。
CB:アイマン・アブドゥヌール
(モナコ→バレンシア)
トゥールーズから到着した彼はモナコに馴染むまで時間を必要とした。昨季の初めにはポジションを失っていたが、このチュニジア代表DFはプレーのレベルを上げ、特にチャンピオンズリーグで傑出したものを見せた。
モナコは最終的に彼をバレンシアに3000万ユーロ(およそ40.7億円)で売却することを選択した。購入額の2倍以上になった。
CB:シモン・ケア
(リール→フェネルバフチェ)
2013年にリールに加入した強靱なディフェンダーは、775万ユーロ(およそ10.5億円)でトルコの強豪フェネルバフチェに加入した。
このデンマーク代表選手は26歳で5カ国目のプレー(デンマーク、イタリア、ドイツ、フランス、トルコ)となり、ナニやロビン・ファン・ペルシーのような世界クラスの選手と共に進化していくだろう。
右SB:マリアーノ
(ボルドー→セビージャ)
ボルドーとの契約が満了になる1年前に、マリアーノは他のリーグへと去って行った。このブラジル人は、リーグアンの選手を発掘してきており(ガメイロ、ラミ、クリホヴィアク、トレムリナス)、2年連続でELを制覇したクラブと契約した。
彼はセビージャと3年契約を結び、そしてボルドーはわずか300万ユーロ(およそ4.1億円)を受け取った。
左SB:リュカ・ディーニュ
(PSG→ローマ)
2013年に1500万ユーロ(およそ20.4億円)でリールから獲得された彼は、PSGで勝者になれなかった。プレー時間を得られず、一年のローンでローマに放出された。
アドバンテージは数多い。監督はかつての恩師ルディ・ガルシアだ。チャンピオンズリーグにも出られる。
守備的MF:ジョフレイ・コンドグビア
(モナコ→インテル)
モナコのチャンピオンズリーグでの戦いにおいて印象を残した若きフランス代表MFは、ミランとインテルによって切望された。そして、4000万ユーロ(およそ54.3億円)の移籍金と引き替えに、彼はインテルで夢を叶えた。
コンドグビアは5年間の契約を結び、ロベルト・マンチーニ監督の指令の下でさらに成長を遂げるだろう。
右MF:ヨアン・キャバイ
(PSG→クリスタル・パレス)
ディーニュと同じく、キャバイもPSGでポジションを見つけ出すことが出来なかった。1年前、彼はイングランドを離れることを決断した。
しかし今夏彼はかつての恩師であるアラン・パーデュー氏が率いるクリスタル・パレスと3年契約を結んだ。ロンドンのクラブは、PSGに1400万ユーロ(およそ19億円)+ボーナス最大400万ユーロ(およそ5.4億円)の条件を呑ませた。
左MF:アンドレ・アユー
(マルセイユ→スウォンジー・シティ)
マルセイユとの契約が切れた後、アユーはスウォンジーと契約するという選択をした。彼がこのまま行けば2019年までウェールズのクラブと関係するわけだが、このガーナ代表MFはそこに長く留まるべきではない選手だ。
アベディ・ペレの息子である彼は、プレミアリーグの最初の4試合で3得点を決めてみせた。
トップ下:ディミトリ・パイェット
(マルセイユ→ウェストハム・ユナイテッド)
マルセイユの最後のシーズンで記録的なアシストを決めたディミトリ・パイェットは、1500万ユーロ(およそ20.4億円)の移籍金と引き替えにウェストハムへと移籍した。
EURO2016に出場したいならば、パイェットはプレミアリーグで輝きを見せなければならないだろう。
FW:アンドレ=ピエール・ジニャック
(マルセイユ→ティグレス)
昨年21ゴールを決めながら、マルセイユを契約満了で離れることになった。彼の給与の額は、心のクラブに留まることを許してくれなかった。
そして、リーグアンの元得点王はメキシコのティグレスへと移籍した。そして、コパ・リベルタドーレスでは決勝でリーベル・プレートに敗れてしまった。
FW:アントニ・マルシャル
(モナコ→マンチェスター・ユナイテッド)
8000万ユーロ!これは歴史上で5番目となる移籍金であり、マンチェスター・ユナイテッドがモナコに支払う額だ。5000万ユーロ(およそ67.9億円)+ボーナス最大3000万ユーロ(およそ40.7億円)。
リヨンから獲得され、マルシャルは1月にベルバトフのポジションを奪った。一つ言えることは、500万ユーロ(およそ6.8億円)で彼を獲得したモナコは、「神利益」を得たことになるという点だ。
マールテン・スケテレンブルフ
(モナコ→サウサンプトン)
パピ・ジロボジ
(ナント→チェルシー)
フランク・タバヌー
(サンテティエンヌ→スウォンジー・シティ)
ジャンネッリ・インブラ
(マルセイユ→ポルト)
ヤニック・フェレイラ・カラスコ
(モナコ→アトレティコ・マドリー)
マックス・グラデル
(サンテティエンヌ→ボーンマス)
ジョーダン・アユー
(ロリアン→アストン・ヴィラ)
そのほか
ロド・ファンニ
(マルセイユ→アル・アラビ)
ジョルダン・アマヴィ
(ニース→アストン・ヴィラ)
イドリサ・グエイ
(リール→アストン・ヴィラ)
エンゴロ・カンテ
(カーン→レスター・シティ)
ディディエ・ディガール
(ニース→ベティス)
カルロス・エドゥアルド
(ニース→アル・ヒラル)
マリオ・レミナ
(マルセイユ→ユヴェントス)
ジョルダン・ヴェレトゥ
(ナント→トッテナム・ホットスパー)
フローラン・トーヴァン
(マルセイユ→ニューカッスル・ユナイテッド)
アントニ・ムニエ
(モンペリエ→ジェノア)
クリントン・ムア・エンジ
(リヨン→トッテナム・ホットスパー)
ルーカス・バリオス
(モンペリエ→パウメイラス)
ディミータル・ベルバトフ
(モナコ→PAOKサロニカ)