私は80年代後半、市場調査会社で、様々な消費財の小売店での販売動向を調べる仕事をしていました。調査対象には、「清涼飲料市場」も含まれていましたが、当時は、炭酸の入っていない飲料、すなわち「非炭酸飲料」が急激に拡大し始めていた時期でした。「缶コーヒー」もそのひとつですが、低カロリーで健康的な「茶系飲料」の人気も高まっていました。とりわけ、現在もトップブランドを維持するサントリーを始め、伊藤園などの飲料