衆院選で惨敗したにもかかわらず、何事もなかったかのように第2次石破内閣が発足した。国民の代表で国権の最高機関である国会の決定は尊重されなければならないが、憲政の常道に反するような無理押しの体制では、国政の混乱が長期化しかねない。石破首相が衆参両院で行われた首相指名選挙を経て、引き続き政権を担うことになった。衆院の1回目の投票では誰も過半数を得られず、石破氏と、立憲民主党の野田代表の上位2人