一人暮らし高齢者を狙った「悪徳訪問販売」によって思わぬ被害にあうことがある。あす綜合法務事務所グループ代表の澤井修司さんの書籍『あるある! 田舎相続』(発売:講談社、発行:日刊現代)より、一部を紹介する――。■「資産家の母親」は一人暮らしだった85歳の鶴子は、300坪の広大な敷地にある兜造りの立派なお屋敷で一人暮らしをしています。鶴子の夫は10年前に他界。子どもたちは家を出て、長男の亀男は東京、次男の熊