7カ月かかってやっと解散届を出した岸田首相9月3日午後、自民党の岸田派(宏池会)は政治団体の解散届を総務省宛てに提出し、67年の歴史に幕を下ろした(解散日は9月2日付)。宏池会は、1957年に池田勇人元首相が設立し、大平正芳氏、鈴木善幸氏、宮沢喜一氏そして岸田氏と5人の首相を輩出した自民党きっての大派閥だった。しかし、自民党の派閥パーティー券収入をめぐる裏金事件の発覚を受けて、当時会長だった岸田文雄首相