大気分子が発光する「大気光」は、大気を持つ様々な惑星で観測されています。その中でもこれまで観測されていなかったものの1つとして、火星の夜側での可視光線領域の大気光があります。リエージュ大学のJ.-C. Gérard氏などの研究チームは、ESA(欧州宇宙機関)とロスコスモスの火星探査機「TGO(トレース・ガス・オービター)」の観測データから、夜側では初めて可視光線領域の大気光を観測することに成功しました。大気光は