各球団を代表する顔ぶれが栄光の開幕投手を務めただけに、オリックスで初めて大役に抜擢された山下舜平大(やました・しゅんぺいた)の名前はひと際輝きを放った。同球団でプロ未登板の投手が開幕戦で先発するのは、1954年に岐阜県立多治見工業高校から入団した梶本隆夫以来、69年ぶりの快挙だった。ドラフト会議が始まる11年前にプロ入りした梶本は通算254勝を挙げる大投手になったのに対し、2020年ドラフト1位で福岡大大濠