昨年5月21日、横浜スタジアム。4年目のシーズンを迎えていたヤクルトの清水昇は、ひと気のない内野観客席の通路をレフトポールからライトポールに向かってウォーキングしていた。時間は朝9時で、5時間後にはDeNAとのデーゲームが待っていた。DeNAの関根大気はその姿を見つけると、グラウンドでの早出練習を中断し「早いね」と手を振った。清水は「ウォーキングしていると頭の中がクリアになり、前日の反省点や試したいこと