※この記事は2016年02月25日にBLOGOSで公開されたものです大正12(1923)年に起こった関東大震災は、首都東京を中心に関東に壊滅的な打撃をもたらした。1000人近い数の囚人を収容していた横浜刑務所も例外ではなく、外塀が倒壊し、猛火が襲い囚人たちを刑務所にとどめる強制力が失われた状態となったという。今日残っている多くの記録では、災害によって解放された囚人は、強盗、強姦、殺人などの悪行を働き、横浜のみならず東京の