新型コロナウイルス感染拡大に伴う経済停滞の緩衝材として、金融機関が存在感を示している。なかでも、制度融資やリスケジュール対応など、銀行の柔軟な対応による事業者の倒産回避の功績は大きい。一方、SBIグループの“第4のメガバンク構想”による資本業務提携など地銀再編の動きがあるなかで、地方銀行の先行きを不安視する声も少なくないのが現状だ。帝国データバンクは、国内主要109行(大手銀行7行、地方銀行64行、第二