″私はアマゾン…″ 斬新で大満足の「大アマゾン展」で4Kとハイレゾを体感してきた!

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男の中の男といえば、藤岡弘。そして、藤岡弘といえば『スイスペ!』で放映された「藤岡弘、探検シリーズ」ですよね。そんな“藤岡隊長”を愛する者の憧れといえば、そう“アマゾン”に違いありません。アマゾンと聞いただけで胸がザワザワと高鳴ります……! 現在、上野の国立科学博物館で開催中の「大アマゾン展」、皆さんすでに足を運びましたか? 

「ついに、冒険の時が来た」というキャッチコピーを掲げた今回の展示。こんなこと言われたら、行く以外の選択肢がないわ! ということで筆者も行ってまいりました。今回はそんな「大アマゾン展」の魅力をご紹介いたします。

【アマゾンって……?】


2015年6月14日(日)まで、上野の国立科学博物館で開催される「大アマゾン展」。ここ最近では、ダイオウイカをはじめとする深海の生物や、太古の哺乳類など、さまざまな生物の展示が大盛況を博してきましたが、今回の「大アマゾン展」では南米アマゾンの生物とその生態系にフォーカスしています。

アマゾンとは、ペルーのアンデス山脈を源に、ブラジル北部を東流し大西洋へと流れる大河のこと。世界最大のナイル川についで、長さ6,300キロを誇る世界第二の長流として知られています。水量、流域面積は世界で第一位……! スコールが降りそそぎ緑が生い茂る密林地帯には、人間の想像を絶するさまざまな生物たちが、独自の生態系を築き上げているんです。

【“川に住むイルカ”がいる!?】


そんな壮大なアマゾンをいくつかのパートに分けて紹介している今回の展示。巨大アナコンダやアルマジロ、ナマケモノやアリクイの剥製といったメジャーな生き物から、アマゾンの固有種である“川に住むイルカ”こと、アマゾンカワイルカ、さらに凶暴なピラニアや巨大な淡水魚ピラルクーの生体展示など、盛りだくさんのラインナップとなっております。

また、現在アマゾンに生息している生物だけでなく、アマゾン地域が成立する以前に生息していた翼竜や魚類、昆虫や植物の化石についても知ることができるんです。このほか、毒ガエルの毒を利用して狩りを行うアマゾンの民の貴重な映像や、美しい鳥の羽をあしらった先住民の頭飾りも展示されており、かなり満足度高め……! 

【3つの章で展開するアマゾンの物語】


3つの章立てからなる展示は以下のような流れ。まず、「太古の南米大陸からアマゾン誕生まで」と題された第1章では、大陸移動によって南米大陸が誕生した中生代白亜紀から新生代にかけての動植物を、ブラジルのサンタナ層から発掘された化石をメインに紹介しています。

続く「大河アマゾン」と題された第2章は、アマゾンに生息する多種多様な生物が「これでもか!」と展示されている目玉中の目玉。哺乳類から魚類、鳥類から昆虫まで、色鮮やかな剥製と動画を使った圧巻の展示となっているので、とにかくオトナから子どもまで楽しめるはずです。

そして第3章「アマゾン先住民の装飾品」では、大自然の産品を利用して作られた日用品や祭事で利用する装飾品が展示されています。なかには「ワイワイ族」という民族の装飾品も……。ちょっとネーミングが気になって仕方ありませんが、そのあたりは実際に足を運んでチェックしてみてください。

【4Kシアターと超高音質ハイレゾでアマゾンを体感せよ】


これでもかというボリュームでアマゾンを体感し、「ちょっと足腰が疲れたなー」、というところで、一息。最後におまちかねの4Kシアターがドドンと登場します! 超高音質ハイレゾを駆使したアマゾンのムービーは、ぜひとも楽しんでいただきたい出来栄え。とくに「私はアマゾン……」と一人称がアマゾンでお送りするナレーションは、必聴。斬新すぎてニヤけること必至でございます。

アマゾンの魅力を十二分に楽しんでお腹いっぱいになったところで、最後のお口直しとして登場するのは、あの「さかなクン」。アマゾンに赴き、実際にさかなくんがゲットしたピラニアが生体展示されております。

また充実のお土産コーナーでは、BEAMSとコラボしたTシャツやタオル、キティちゃんとのコラボグッズ、さらにアマゾン生物のぬいぐるみまで限定品が盛りだくさん。お花見のついでに、ぜひアマゾンを堪能しに上野に足を運びましょう!
(ケノービ)