上手く話せず、緊張で腹痛も……!

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今年もあっという間に3月になり、もうすぐ4月を迎えます。この季節はなんといっても「別れと出会い」。
新たな出会いにワクワクする反面、新生活はいろいろと緊張したり気を使ったりする場面も増えるはず。新しい環境に慣れるかどうか、新しく出会う人と仲良くなれるかどうか、新しい職場や学校はどんなところかなどなど不安や緊張が募りますよね。

私も昨年4月、新しい職場に配属されて初めてみんなの前で挨拶するときのこと。緊張のあまり、事前に考えておいたフレーズをど忘れし、何を喋って良いのか頭が真っ白に! 初日から大量の冷や汗を掻いてしまった……なんて経験があります。

【あなただけじゃない! みんな緊張に悩んでいる】


とはいえ、このような経験がある人は私だけではないでしょう。というのも、日本人の多くが緊張に日々悩まされているのです。
実際に日本人の多くが緊張体質であることがデータでも出ています。「緊張・イライラ LABO」の調査データによれば、「日常生活において緊張を感じるか」との質問に6割以上の方が当てはまると回答しています。その半数以上が、「初対面の人と接するとき」に緊張するとのこと。まさにもうすぐ新生活を迎える私たちには由々しき事態です。

【緊張に対する対策を伝授します!】


ただ、調査によれば74.4%の方が「特に緊張の対策がない」と嘆いている現状だそう。これは困った! こんな緊張に対して、解決策はあるのでしょうか。

そこで、今回はそんな多くの日本人が悩んでいる緊張を少しでもほぐす解決方法を伝授します!

まず一つ目は、「リラックスすること」です。緊張している状態でリラックスしろと言われても難しいと思われるかもしれませんが、緊張の原因ともなる脳を休ませると考えてみてはどうでしょう。脳を休ませるためには、しっかりとした睡眠をとること、ゆっくりと美味しい食事を楽しむこと、好きな音楽を聴いたり、ゆったり入浴したりすることです。また、脳を休ませるという点では、「ネット断ち」をするという方法もありますよ。

二つ目は、「腹式呼吸をすること」です。人間の仕組みでは、緊張しすぎている状態だと呼吸が乱れてしまいがちです。そこで、お腹に手を当ててゆっくりと息を吸って、息を吐く。これを何回か繰り返すことで緊張が安らぐ効果が期待できるんですよ。

三つ目は「市販の薬を使うこと」です。なんと最近では緊張を和らげる薬も出ています。緊張を解消する薬というと、怖いと思われる方もいるのではと思いますが、最近だと漢方処方で手軽なドリンクタイプもありますし、ここぞ、という時には摂取したいですよね。気になった方はぜひチェックしてみて。

そして四つ目は「ルーティンを作ること」です。ルーティンとは、皆の前で話したり初対面の人と会ったりとどうしても緊張してしまう場面で、必ずなにか特定の行動をすること。例えば、左手の親指を見つめる、何か特定の言葉を呟くなど何でも構いません。この緊張をほぐすためのルーティンはあのイチロー選手も実践していることです。イチロー選手はお馴染みの右手で顔の前にバットを立てるポーズを毎回することで緊張を緩和させているのです。

そういえば、そのイチロー選手は「緊張しない人は全然ダメな人」「自身も吐き気がするほど緊張することがある」と語っています。
あのイチロー選手でさえここまで緊張することがあるのですから、みなさんも緊張をほぐす方法を実践した上で、「みんな緊張するんだ」と楽に構えてみるのもいいかもしれませんね。
(さのゆう)
・「緊張・イライラ LABO」