人気復活のガラケー!通話し放題プランで最安はドコモ、au、ソフトバンクのどこか?「3年契約プランだけどソフトバンクがもっとも安い?」

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近年、人気が復活しつつあるガラケー(フィーチャーフォン)。MM総研の調べでも、2014年の出荷台数は1058万台と、前年比5.7%増となり、2008年以来初の前年比超えとなった。
・通話やメールのしやすさ
・維持費の安さ
・ポケットへの入れやすさ
・バッテリーの持ち
・タブレットとの2台持ちに良い
など、さまざまな利点があるガラケー。特に通話しやすさはスマホの比ではないだろう。
さらに、昨年より開始された各社の「通話し放題」プランにより、2015年はガラケーが再注目される年となることは間違いない。

では、「通話し放題」プランをつけながら手頃な金額でガラケーを持てるのは、「NTTドコモ」「au(KDDI)」「ソフトバンクモバイル」の3社の内、どこなのだろうか。
調べてみた。

●標準的な金額となるが家族が居ると安くなるNTTドコモ
まずNTTドコモなのだが、ガラケー向け通話し放題プラン「カケホーダイプラン(ケータイ)」は、2,200円(2年契約)で通話し放題となる。
さらにメールやガラケーでのインターネットを使いたい場合は、「iモード」300円と、「データSパック(小容量)」3,500円が必要だ。
したがって、

・通話のみ→2,200円
・通話とメールのみ→2,500円(プラス メール利用代金)
・通話とメールとインターネット→6,000円

という結果となる。

しかしながら、家族がいる場合は少し状況が違ってくる。
主回線が「シェアパック10(小容量)」を契約しつつ、ガラケー利用の副回線が「シェアオプション」を契約することで、主回線のデータ通信量を分け合うことができるようになる。
つまり、
・通話のみ→2,200円
・通話とメールのみ→2,500円(プラス メール利用料金)
・通話とメールとインターネット(シェアオプション加入)→3,000円

ということになる。
主回線がシェアパック10以上の契約をしている家族単位の契約では安くなることだろう。

●ドコモと同額の料金となるが分けあいのないau
続いてau(KDDI)だ
こちらも、NTTドコモと内容としては同じだ。
「電話カケ放題プラン」2,200円(2年契約)で通話し放題、メールやインターネットを利用するには「EZ WINコース」300円、データ通信使い放題で「データ定額」3,500円となっている。
つまり、
・通話のみ→2,200円
・通話とメールのみ→2,500円(プラス メール利用料金)
・通話とメールとインターネット→6,000円

ということだ。
ちなみに、auにはドコモにあるような家族間での分けあい前提プランは無い(データ通信量を贈るサービスはある)ため、原則は上記プランとなる。

しかし、インターネット回線と組み合わせたセット割引「auスマートバリュー」を適用させることで、毎月934円割引とあるため、
・通話のみ→2,200円
・通話とメールのみ→2,500円(プラス メール利用料金)
・通話とメールとインターネット→5,066円
として少し手頃な金額にすることができる。


●MNPのりかえで最も手頃な金額となるソフトバンク
最後にソフトバンクモバイルだ。
これも基本的にはドコモやauと同じ料金体系となる。
通話し放題の「スマ放題」が2,200円(2年契約)、メールやインターネットが使える「S!ベーシックパック」300円、データ使い放題の「データ定額パック(3Gケータイ)」3,500円となっている。
つまり、
・通話のみ→2,200円
・通話とメールのみ→2,500円(プラス メール利用料金)
・通話とメールとインターネット→6,000円

なお、ドコモと同じように主回線の契約からデータ通信を分けあえるオプションも存在するため、主回線が「データ定額パック・大容量(10)以上の契約をしている場合は、
・通話とメールとインターネット(データシェア加入)→3,000円

となる。

ここまでは他社とかわらないようになるが、真価を発揮するのは「MNP」のりかえ時だ。
2月2日〜5月31日までの期間、他社ガラケーからソフトバンクのガラケーへのりかえ(MNP)した場合、「ガラケーのりかえ割」(3年契約)が適用される。
すると、
・通話のみ→1,370円
・通話とメールのみ→1,670円(プラス メール利用料金)
・通話とメールとインターネット→2,060円〜5,870円

※ソフトバンクモバイルホームページ上では税込で記載していますが、他社と比較しやすくするため税別表記にしています
となり、通話のみでは3社中最安となるほか、インターネット使い放題でも従来の2段階定額制(使わなければ安い)をモチーフとした料金体系となっている。

しかしながら、注意点もある。
「ガラケーのりかえ割」を適用させるには、3年契約が必要なのだ。
今後、3年間契約を前提として割安な料金プランに他社も追随してくるか? 注目だ。
※記事中の料金は全て税別です

料金表|NTTドコモ
3Gケータイ 料金・割引プラン|au
ガラケーのりかえ割|ソフトバンクモバイル

布施 繁樹