優勝経験者の川口能活が語るアジア杯連覇の可能性「技術と速攻の融合がカギ」

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 日本代表の守護神としてアジアカップに3度出場(2000年、2004年、2007年)し、2度の優勝に貢献したFC岐阜所属の川口能活が、サッカーキングの取材に応じ、アジア杯に挑むアギーレ・ジャパンについて言及した。

 アジアカップに臨む日本代表について川口は「若手選手と、日本全体の中で考え得るベストメンバーが融合した、とても合理的なチーム」と語り、「本来の選手たちの技術の高さに加え、速い攻撃ができてくれば、おのずといい結果に繋がるのではないか」と選手個人の技術力とカウンターの成功が勝利のカギと分析した。

 アジアカップのメンバーに選出された川島永嗣、西川周作、東口順昭の3人については「3人ともタイプが違う。永嗣は、チーム全体を奮い立たせるパワーがある。周作は、キックの巧さと守備範囲の広さ。東口に関しては、代表に入るのがちょっと遅いくらい。能力の高さがもっと早く評価されてもよかった」と、それぞれ違った特長があると語った。

 また、2004年中国大会の準々決勝ヨルダン戦のPK戦での神がかり的な活躍を振り返り「2点先取されて追い詰められて、でも追いこまれれば追い込まれるほど、冷静になっていく自分がいた。周りの音が何も聞こえなくなったくらい。勝因は、矛盾するようですが『強い気持ちと無の精神』でした」と当時を回顧した。