2014年のNHK紅白歌合戦の“ウラトークチャンネル”として、お笑いコンビ・バナナマンが務めた副音声が大好評だった。20代の頃は「テレビで使いづらいコンビ」と言われていたという2人。その彼らが副音声とはいえ紅白の裏司会的な役割も担うことは、ファンにとっても感慨深いものだったらしい。

1月9日深夜放送のラジオ番組『金曜JUNK バナナマンのバナナムーンGOLD』(TBSラジオ)は2015年初めての生放送ということもあり、やはりNHK紅白歌合戦が話題の中心となった。

昨年12月中旬よりスタートした紅白PR番組「こちら紅白宣伝部」でほぼ連日、5分から30分枠で生放送を中心に紅白にまつわるさまざまな情報を紹介していたバナナマン。本番当日は客席に設けられた解説席から、副音声「紅白ウラトークチャンネル」を担当。日村勇紀に至っては豪華舞台で、郷ひろみと共演するという快挙を成し遂げた。

フジテレビ系の人気バラエティ番組で郷ひろみのものまねを披露し続け、“絶対王者”として君臨していた日村。そのフジテレビから借りてきたお馴染みの真っ赤なスーツで、思う存分踊っていた日村の笑顔は眩しいくらい輝いていて、舞台を心から楽しんでいるようであった。そしてこの演出を承諾してくれた郷に対して、バナナマンの2人は「心の広い方だ」と感謝する。同じ舞台に立った日村の感想は“俺のモノマネは似ていない”、“郷さんは細い”という至極、真面目なものだった。

またバナナマンが嬉しかったのは番組が終わりに近づき、審査結果の発表場面でのこと。白組が勝利し審査員のタモリが黒柳徹子と一緒に、優勝旗を嵐に渡すために2人の前を通って行った時だ。タモリは通りすがりに日村のお尻と、設楽統の股間を“ギュッ”と掴んでいったという。この出来事を日村は「なんか、すげー嬉しかった」と振り返り、設楽もそれに同調する。“お疲れさま”というタモリからの労いの意味なのだろうと、2人は受け取っていた。

大役を終えた日村は日本を旅立ち、マレーシアで疲れた心と体を癒して帰国した。その後、近くの神社へ初詣に出かけおみくじを引いたところ、人生で初めての“凶”だったとラジオでひどく落ち込んでいた。大晦日の紅白で、今年の分も運を使い果たしてしまったのだろうか。
(TechinsightJapan編集部 みやび)