「ミランとインテルは大きく成長しなければいけない。3年間何も間違わなければ、競争力を取り戻すことができるだろう」

激励なのか、現時点で落第ということなのか。ロシア代表のファビオ・カペッロ監督が、ドバイの「Globe Soccer Forum」で、ミラノの2チームについてこのように述べている。

「(アレッシオ・)チェルチはシャイな男だ。ローマ時代のことを覚えている。彼は、ビッグクラブでプレーするのだということを理解しなければいけない。周囲の要求がとても大きいんだ。彼にはうまくやれるだけのクオリティーがある。だが、彼自身が強く確信を持たなければいけないんだ」

また、古巣であるローマとユヴェントスについては、前者について「面白いね」とコメント。後者はチャンピオンズリーグで「ちょっとのことで非常にうまくやれるはずだ。マーケットにおいて、事前の目標はすべて達成しているね」と述べている。

また、『Sky』に対し、カペッロ監督はイタリアサッカーの状況に悲観的な見方を示している。

「もう、誰もがプレーしたいと思う場所ではなくなってしまった。むしろ、優秀な選手を見つけると、放出することになってしまう。それで我々は弱体化しているんだ」