芸能界のドンの尽力も水の泡!?

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 矢口真里(31)の復帰について、芸能界のドンが“世論”を見誤ったと、11月19日発売の週刊文春(文藝春秋)が報じている。10月23日に放送された日本テレビ系『情報ライブミヤネ屋』(読売テレビ系)で1年5ヶ月ぶりに地上波に出演して“生謝罪”をした矢口。

 司会の宮根誠司(51)とともに独占インタビューを行なった芸能レポーター・井上公造氏(57)は、11月16日放送の『ニュースな晩餐会』(フジテレビ系)にて、

「質問内容について矢口とは打ち合わせをせず、ぶっつけ本番で臨んだ」「(ミヤネ屋への)出演はノーギャラだった」

 と矢口擁護を展開していたものだが……。

出演料の先払いを要求

 同誌によると、そもそもこの復帰話は矢口の所属先であるアップフロントの山崎直樹会長が、井上氏に相談を持ちかけたことが始まり。その上で、山崎会長が懇意にしている大手芸能事務所・バーニングプロダクションの周防郁雄社長に話を持っていったという。

 周防氏の傘下に宮根のマネジメント会社があるため、

「(復帰は)『ミヤネ屋』で」

 と、鶴の一声ならぬ“ドンの一声”で出演が決まった経緯があるらしい。不自然なまでに矢口擁護を展開するタレントが続出したのも、ドンの計らいであったと考えれば納得がいく。

 しかしネット上では、肝心の不倫騒動の真相を口にしなかったことに対して、

「みてる方からすればノーギャラだから何? だよね」
「美談にはできない」
「芸能レポーターが復帰をお膳立したら完全にヤラセじゃん。持ち上げすぎて復帰工作失敗」
「で、あれからテレビに出てるの?」
「結局消えたね」

 と、あからさまな“茶番劇”に対し厳しい声が噴出した。さしものドンも、今回ばかりは世論を舐めすぎていたと言わざるを得ない。

 さらに同誌は、来年予定されている上戸彩主演の人気ドラマ「昼顔」(フジテレビ系)続編に、脇役として矢口にオファーを出したが、矢口側が、

「出演料の前払いをしてくれるなら考える」

 という条件を出してきたため、立ち消えになったことも報じている。

「需要がなければ芸能界を辞める」

 と言いながら明石家さんま(59)、島田紳助(58)、つんく♂(46)といった大物に今後の相談を持ちかけていたという矢口真里。需要があるとすれば、不倫に溺れる人妻なんて、これほど彼女にぴったりの役柄もそうないはず。それこそ“ノーギャラ”でも受ける覚悟で出演する姿を、視聴者は期待しているのではないだろうか。

(取材・文/チロル蝶子)