リドリー・スコットが「3001年終局への旅」を映像化予定
アメリカのケーブルテレビチャンネルである「Syfy」が、テレビの連続ドラマシリーズとして、アーサー・C・クラーク原作のSF小説「3001年終局への旅」の映像化を発表し、製作総指揮にはリドリー・スコット氏が起用されることも明らかになっています。ドラマ化が決定した「3001年終局への旅」は、スタンリー・キューブリック監督の映画「2001年宇宙の旅」を始めとする「宇宙の旅シリーズ」の完結編となるSF小説です。
http://www.slashfilm.com/3001-the-final-odyssey-miniseries/
「2001年宇宙の旅」の続編としてSyfyが製作予定の「3001年終局への旅」は、「パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち」や「コラテラル」などの脚本を担当したスチュアート・ビーティー氏が脚本を担当予定。ビーティー氏は製作総指揮も担当するそうですが、彼の他にもリドリー・スコット氏やデイビット・W・ジャッカー氏といった名だたる人物が製作総指揮を務めることになる、とのこと。
映画「2001年宇宙の旅」が公開されたのは1968年のことで、その続編となるSF小説「2010年宇宙の旅」が1982年に発表されました。同作を原作とした映画「2010年」は1984年にアメリカで公開され、監督はピーター・ハイアムズ氏が務めています。シリーズ3作目にあたる小説「2061年宇宙の旅」は1987年に出版されていますがこれまで映像化はされておらず、その続編にあたるシリーズ4作目にして「宇宙の旅シリーズ」の完結編となる「3001年終局への旅」が、今回連続ドラマシリーズ化されようとしているわけです。
「3001年終局への旅」はAmazonからも購入可能で、Kindle版ならば800円で購入可能。
Amazon.co.jp: 3001年終局への旅 (ハヤカワ文庫SF): アーサー・C. クラーク, Arthur C. Clarke, 伊藤 典夫: 本
あらすじは以下の通り。
31世紀初頭、海王星の軌道付近で奇妙な漂流物が発見された。それこそは、宇宙船ディスカバリー号の船長代理フランク・プールだった。はるか1000年前、宇宙船のコンピュータ、HAL9000によってディスカバリー号から放りだされたプールは、冷凍状態で星の世界へ向かっていたのだ。地球の軌道都市スター・シティで蘇生させられたプールがたどる究極にして最後の宇宙の旅とは…『2001年宇宙の旅』に始まるシリーズ完結篇。
「3001年終局への旅」にて製作総指揮を務めるリドリー・スコット氏は、自身がクラーク氏の「宇宙の旅シリーズ」とキューブリック監督の映画「2001年宇宙の旅」の熱狂的なファンであることを公言しており、偉大なSF作品に携わることができることに対して喜びのコメントを寄せています。
なお、「3001年終局への旅」のドラマシリーズは2015年放送予定となっています。