「Surface Pro 3」速攻レビュー、世界一薄いIntel Core搭載PCの実力は?
MacBook Airよりも薄くて軽い筐体に第4世代Intel Coreプロセッサを搭載し、圧倒的なハイパフォーマンスを実現した、Microsoftのタブレット型PC「Surface Pro 3」が、本日、ついに日本で発売になりました。最新の技術がふんだんに詰め込まれ「Microsoftの本気」が見られる新型端末を速攻で使ってみました。
Surface Pro 3 - ノート PC の代わりになるタブレット。
◆外観チェック
GIGAZINE編集部にSurface Pro 3が到着。
箱をスライドさせるとSurface Pro 3が登場。
箱の中には、Sureface Pro 3本体・タッチペン・ACアダプター・説明書・Officeプロダクトキー・保証書が入っていました。
Surface Pro 3は画面サイズが12インチなのでタブレット端末としてはかなり大きめ。解像度は2160×1440、3:2という珍しいアスペクト比です。
ベゼル上部の中央部にフロントカメラ・光センサー・マイク。
左右の上部にスピーカーを搭載。
裏面はフラット。
上部にリアカメラ・光センサー・マイク。
下にあるキックスタンドにはSurfaceの文字。
天面左には電源ボタン。
左サイドには音量ボタンとヘッドホンジャック。
底面にはタッチキーボードを取り付けるカバーコネクタ。
右サイド上部にはミニディスプレイポートとUSB3.0。
右サイド下には充電ポート。
Surface Pro 3の特長の一つがこのエアダクト。第4世代Intel CoreプロセッサHaswellが出す熱を排出します。
キックスタンドはやや固め。
最大150度まで開くため、ペンタブレットとして利用するのに非常に便利そう。
キックスタンドを開くとストレージ容量の128GBというプリント。
ヒンジはこんな感じ。
キックスタンドを開けると、左側にmicroSDカードスロットが現れました。
キックスタンドを横から見るとその薄さがよく分かります。しかし剛性は高く、ぐらつくなどの不安は一切なし。
角度をつけて立てることもOK。
Surface Pro 3のタイプカバーは別売りで1万4018円(税込)。
タイプカバーはディスプレイ保護を兼ねています。
キーピッチは広めですが、「カバー」というくらい薄いためストロークは浅め。しかし、タイピングはかなり快適にこなせます。
タイプカバーのコネクターマグネットは強力なので……
Surface Pro 3を近づけるとバチっとはまります。
タイプカバーを装着するとSurface Pro 3はIntel Core iプロセッサ搭載の中で最薄のPCに早変わり。搭載OSはWindows 8.1 Pro。
タイプカバーは折り返す様にマグネットで接着するため、ちょっとやそっとの衝撃では外れることはありません。
折り返すとベゼルが消えるくらい画面ぎりぎり。
充電はこんな感じで行います。なお、充電端子は上下向きを問わず接続可能。
ACアダプターには給電用のUSB端子もあり。
Surfaceペンはアルミ製で剛性・質感ともにかなりのレベル。
先端のボタンは左から「消しゴム」「右クリック」が割り当てられています。
256段階の筆圧を感知できるペン先端。
トップボタンはOneNoteを起動したり、スクリーンショットを撮ったりできます。
タイプカバーにはペンを収納するためのゴム製のバンドが付属。
シールをペリペリ剥がして……
好きな場所に貼り付ければ……
こんな感じでSurfaceペンを取り付けられます。
◆セットアップ
電源をONにするとセットアップがスタート。まずは地域と言語の設定画面が立ち上がるので、「日本」「日本語」が正しく選ばれているのを確認したら「次へ」をタップ。
「同意する」をタップ。
ペンのセットアップ画面になるので、Surface ペンのトップボタンを長押しします。
「ペアリングが正常に終了しました。」と表示されたら「次へ」をタップ。
パーソナル設定画面になるので好きなカラーとPCの名前を設定したら「次へ」をタップ。
Wi-Fi接続先を選択して……
パスワードを入力したら「次へ」をタップ。
「簡単設定を使う」をタップ。
Microsoftアカウントへのサインインを求められるので、アカウント情報を入力したら「次へ」をタップ。
「次へ」をタップ。
ひたすら待って……
Modern UIが現れたらセットアップが完了です。
なお、Surfaceの音声ガイドによるたどたどしい日本語はこんな感じ。
Surface Pro 3の音声ガイドはこんな感じ - YouTube
◆SurfaceペンでスクリーンショットをOneNoteに保存してみた
Surface Pro 3の目玉アプリはPC・スマートフォン・タブレット端末などのあらゆる情報をクラウドストレージOneDriveに保存し一元管理できる「OneNote」です。そこで、Surfaceペンのトップボタンを使ってサクッとスクリーンショットを撮って、OneNoteに保存してみました。
なお、Surfaceペンを使ってスクリーンショットを撮影するためには、Windows Updateを行ってKB2968599 を含むすべての更新プログラムをインストールし、さらにOneNoteアプリを最新の状態にアップデートしておく必要があることには注意が必要です。
まずはアプリの「コントロールパネル」をタップ。
「システムとセキュリティ」をタップ。
「更新プログラムの確認」をタップ。
「インストールと再起動」をタップして、Windows Updateを実行しSurface Pro 3を再起動させます。
続いてOneNoteのアップデート。「ストア」アイコンをタップ。
画面右端から左方向へスワイプして現れる「設定」アイコンをタップ。
「アプリの更新」をタップ。
「更新プログラムを確認する」をタップ。
画面下の「すべてを選ぶ」→「インストール」の順にタップして更新すればOK。
Surfaceペンのトップボタンを押してスクリーンショットを撮る方法は以下のムービーから。
Sureface Pro 3のタッチペンのトップボタンでスクリーンショットを撮ってOneNoteに保存 - YouTube
Surfaceペンのトップボタンを1回ノックすると……
OneNoteが起動。
2回連続でノックすると……
画面が薄く変化。
ペン先でスクリーンショットを撮りたい範囲を選択すれば……
OneNoteに保存されます。このページにはペンで書き込みを加えることも可能です。
わずか数時間触っただけのSurface Pro 3ですが、質感の高さは手に取れば一発で分かるレベル。数時間ウェブサーフィンをするくらいでは、ファンを回すことすらなく快適に使うことができました。レビュー第1弾の今回は、セットアップ作業中心でしたが次回は1週間ほど徹底的に使い込んで、Surface Pro 3が薄型ノートPCを置き換える存在になり得るのかなどをレビュー予定ですのでお楽しみに。
なお、Surface Pro 3はAmazonでCore i5・128GBのOffice付きモデルが12万2800円(税込・送料無料)となっています。
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