【米国はこう見ている】首の違和感を覚えるアクシデントも岩隈久志が5勝目 敵将も「ピッチングを知っている投手」と称賛
首の違和感を感じさせない好投
マリナーズ岩隈久志投手(33)がレンジャーズ戦に先発し、8回1失点で今季5勝目(3敗)を挙げた。この日はウォーミングアップ中に首に違和感を覚えるというアクシデントに見舞われたが、それを感じさせない好投。5-1で勝利したチームは連敗を5で止めた。
球団公式HPでは、3打点と活躍したシーガーと合わせ、「岩隈の卓越した技能とシーガーのバットでマリナーズ上昇」との見出しで、この日の勝利を伝えている。
また、対戦したレンジャーズの公式HPによれば、敵将ワシントン監督は「ピッチングを知っている投手だ。右打者に対するシンカーがとても有効だった」と脱帽。2回に岩隈からソロ弾を放ったスナイダーは「初対戦だったけど、成績が物語る通りの投手。狙っていた速球がきたので打てた」と振り返った。
岩隈は試合前のストレッチで首に違和感を覚え、ブルペンにトレーナーを呼んだほどで、軽い症状ではなかったようだ。マクレンドン監督は「先発できるかどうか分からない状況だった」と明かしている。
だが、2回に1失点した後は、いつも通りの落ち着いたピッチング。5回に味方打線が2点を奪って逆転に成功した後は、首の違和感を感じさせない内容で無失点に抑えた。岩隈は8回を6安打6奪三振無四球で投げ切り、防御率は2・59となった。
5連敗後に待望の勝利を収めたチームは、借金生活への突入をまぬがれた。16日からはパドレスとの交流戦。岩隈の次回先発は20日、青木宣親の所属するロイヤルズ戦が予定されている。