五木、太郎、1番……ファミレスでよく聞く業界用語・7選
外食業界にも数多くの業界用語があります。特に家族連れなど大勢のお客さんと接することが多いファミレスなどでは、お客様に聞かれてもそれとは分からない隠語を使うことが多いよう。今回は、ファミレスの面白い業界用語をいくつか紹介しましょう。
■食器をバッシング?
ファミレスでは「バッシング」といえば「食器の片付け」のことを指します。ただし、もともとの意味が「叩く」という“bashing”ではなく、「給仕する」という意味の“bussing”という英単語からきた用語なのです。
■「シルバー」は年配客にあらず?
ファミレスで「シルバー」というと、決して年配のお客さんのことではありません。これはナイフやフォーク・スプーンを意味する用語です。銀色に輝くことから命名されたようですが、最近はお箸も含めて「シルバー」と呼んでいるファミレスが多いようです。
■「1番」ってどこに行くの?
ファミレスでスタッフが「1番に行ってきます」と言っているのを耳にしたことはありませんか? 「1番」とは実は「トイレ」のことなのです。確かに食事をしているそばで「トイレに行ってきます」とか「お手洗いへ」というやり取りはまずいですよね。なお、店によっては「3番」とか「5番」という風に番号が異なる場合もあるようです。
■「五木」と「太郎」といえば……
スタッフが「3番テーブルに太郎さんが」というので見てみるとテーブルには誰もいない。実はこの「太郎さん」って、「ゴキブリ」のことなんです。まさかお客様がいる前で「ゴキブリ」という単語は出せませんからね。なお、「五木さん」(五木=ごき)という隠語を使っている店もあるようです。どちらにしてもファミレスでは聞きたくない言葉ですね。
■アイドルタイムにトレンチを
ファミレスで「アイドルタイム」というと「お客さんが少ない時間帯」のことを指します。語源は「暇な時間」を意味する英語の”idle”。そして「トレンチ」は「お盆」のことです。先輩が新人に「アイドルタイムだからトレンチ持ってきて」というと“片手でお盆を持つ練習”の始まりというわけです。
(ファナティック)