【EU発!Breaking News】肥満大国イギリスの苦悩。多くの衣料品店が「もっと太った子供マネキンが必要」。
イギリスでは今、小児肥満が大きな問題となっており、各家庭に対して食生活の見直しや運動の導入が強く呼びかけられている。だがなかなか改善されないそのBMI平均値に、製造から販売までファッション業界の人々は軒並み慌てている。
肥満の人は本来の寿命が縮み、医療費の負担額も大きくなると言われている。肥満は小児期における食生活の改善と運動の指導が何より大事と言われ、西ヨーロッパ最大の肥満国家と呼ばれるイギリスでは、国をあげて子供たちのBMI平均値を標準値に戻そうと頑張っている。だが20%を超える子供が肥満を指摘され、今も増加の傾向をみせているイギリスで、いよいよ頭を抱えることになったのがファッション業界であった。
小売店やチェーンストアの衣料品コーナーにはプラスサイズの占める割合が増え、製造する側も型紙の変更を余儀なくされ、それと同時に必要になってきたのが“ポッチャリ”体型の子供マネキンである。マネキンメーカー「Displaysense」社のヴィッキー・チャッテンさんは、英紙『デイリー・ミラー』に「従来の7〜8歳児用マネキンのサイズは身長がおよそ122cm、胸囲は66cm、ウエストは56cmでした。でも最近求められているのは、すべてのサイズにについて20%アップした人形です」と説明。4歳から10歳までの子供マネキンについて、もっと大きなサイズをという販売店からの注文依頼が300%に増加したとして、「実に嘆かわしいショックな話です」と語っている。
いずれはショップのウィンドウにポッチャリ体型の子供マネキンばかりが並ぶようになるのであろう。だがお手本と呼ぶべきマネキンのサイズが変わったら最後、肥満傾向がますます加速するのではないだろうか。
※ 画像はイメージです。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)
肥満の人は本来の寿命が縮み、医療費の負担額も大きくなると言われている。肥満は小児期における食生活の改善と運動の指導が何より大事と言われ、西ヨーロッパ最大の肥満国家と呼ばれるイギリスでは、国をあげて子供たちのBMI平均値を標準値に戻そうと頑張っている。だが20%を超える子供が肥満を指摘され、今も増加の傾向をみせているイギリスで、いよいよ頭を抱えることになったのがファッション業界であった。
いずれはショップのウィンドウにポッチャリ体型の子供マネキンばかりが並ぶようになるのであろう。だがお手本と呼ぶべきマネキンのサイズが変わったら最後、肥満傾向がますます加速するのではないだろうか。
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(TechinsightJapan編集部 Joy横手)