女装家のミッツ・マングローブ(38)さんが、ラジオ番組で高校時代の修学旅行の思い出を語った。その内容は高校生の年代にしては刺激的なもので、修学旅行前に先生がコンドームの付け方を教えていたという。

その理由を「止められないのよ」と説明し、また北海道での自由行動で歓楽街のすすきのに行く生徒もいたことを明かした。

「かわいげのある高校じゃないのうちは」

ミッツさんが発言したのは、2013年11月27日放送の「小島慶子&ミッツ・マングローブのオールナイトニッポンGOLD」(ニッポン放送)でのことだ。ミッツさんと小島さんの2人が「台本なし」で話すラジオ番組。

リスナーからの修学旅行に関するメールをきっかけに、2人は高校時代の思い出を語り始めた。「うちなんて男子高で受験がないから、毎年行くんだよ修学旅行」というミッツさんは、「1年生東北、2年生北陸、3年生は北海道って。北を攻めなきゃいけなくって。ちょーめんどくさかった」と振り返る。

ミッツさんは徳光和夫アナの甥っ子で、慶応義塾高等学校・慶応大学法学部出身だ。慶応義塾高等学校は、1学年約700人の男子校で、約半数が普通部・中等部を卒業した生徒、残りが外部受験の生徒で構成されている。ほとんどの生徒が大学受験をせずに、慶応大学に進学することができる。中学や高校受験の偏差値は首都圏でも飛びぬけて高く、難関高として有名だ。

一方、幼稚舎からはエスカレーター式に進んでいけるため、内部生には大企業経営者や政治家、芸能人などの一族も少なくない。「幼稚舎→普通部→塾高(慶應義塾高校)→商学部」というルートをたどった、みのもんたさんの二男はその典型例だった。

そんな独特の特徴がある同校は、修学旅行が多くの学校のものとは、だいぶ異なっていたようだ。番組中の小島さんの「しおりとかで持ち物チェックとかする?」という問いかけに、ミッツさんは、

「そんなかわいげのある高校じゃないのうちは。20年以上前だからいいけど、修学旅行に行く前にコンドームの付け方とか先生が(教えていた)。もう、配る勢いよ」

とぶっちゃけた。

「すすきの」と「ウニ丼」で2班に分かれる

「なんで?」と驚く小島さんに対して、その理由を「止められないのよ。(バス)ガイドとかすごいじゃん。慶応の高校生来たなんていったら北陸のガイドなんかうはーって来るのよ。すごかったの。昔はね」と説明した。

さらに、バスガイドで「人生の皮きり」を体験することも通過儀礼として一般的にあるといい、

「うちが圧倒的に多いのは、3年生のとき最後の自由行動がすすきのなのよ。そうしないと、何しでかすかわかんないからもう、目をつぶるんだよね」

と話した。北海道では歓楽街・すすきのへ遊びに行く人らと、ウニ丼を食べに行く人らの2班に分かれていたという。

ただし、「昔よ。今は違うよ。これ以上なんか寄付金よこせって言われたらイヤだからね」と、冗談交じりに現在は事情が異なることを強調し、この話題の最後に「ほんとごめんなさい。謝っとこ」と付け加えた。

ネットでは、「KO高校出身者からいろいろ聞きましたがあながちウソではない模様」という声がある一方で、「嘘にも程があるよ。ダメこいつ」とまったく事実と異なるというツイートも出た。