バルセロナで裸の人間がお皿に盛られた!その意図とは?

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女体盛りのようなものではありません。動物愛護団体が、動物愛護運動の一環として行った行為が、裸の人間が盛られたお皿でした。どんな意図があったのでしょうか。

バルセロナ郊外の街に突如現れたのは、素っ裸の人間と作り物のレタスが盛られた大きなお皿と大きなフォークでした。

これは、動物愛護団体であるアニマルナチュラリストによる抗議のパフォーマンスだったのです。闘牛や毛皮、サーカスで動物を利用することなどに反対しているアニマルナチュラリストですが、この日に訴えたのは、食用のための動物の養殖を考え直そう、ということでした。

このイベントが行われた10月2日は、世界養殖動物の日なのだそうです。

現在世界では、年間約650万頭もの動物が、人間が食用にするために殺されています。これらの動物は、肉や卵、乳製品のためだけに、つらい状況の中で生まれ、育てられ、そして殺されてゆくのです。

「人間の肉が盛りつけられているこのパフォーマンスによって、普段お皿に盛られている動物の肉がどこからどうくるのか考えるきっかけになってほしい」と、団体の代表は話しています。

急にベジタリアンになる必要はないですが、食事をするときは、お肉になる動物や卵を生み出す鶏のことも考えて、ありがたくいただきましょうね。

参考:Naked vegetarians serve up ‘plate of human flesh’
http://www.thelocal.es/20131003/vegetarian-activists-serve-up-plate-of-human-flesh