TBS「今、この顔がスゴい!」では、「人々を惹きつける力士の秘密とは?」として、昨今人気急上昇中の力士、舛ノ山(22歳)を紹介した。

相撲協会の外部委員を務めたことのある、やくみつるは、同番組にVTRで出演すると、「舛ノ山関は心臓に持病を抱えているんです。それ故に全力で相撲をとるのが20秒に限られている」と説明した。

舛ノ山は、心房中隔欠損により激しい運動ができないため、短期決着を身上とするも、このスタイルが彼の人気に火をつけた。その平均勝利秒数は、横綱・白鵬の10.2秒を大きく上回る5.9秒だという。

スタジオに登場した舛ノ山は、「スタミナがなくて、20秒を超えるとグニャって力が抜けちゃう」と話し、「相手もそれを知ってたら、(取組を)長引かせてやろうってならないですか?」と訊かれれば、「まわしとって、長引かせてくる人もいますね」と笑顔で答えた。

普段の稽古についても「普通の人と同じ稽古ができないんで。休み休みやって、他の人が休んでいるときもやりますね。時間を分けて」と話す舛ノ山。やくみつる氏が「童顔なんでね。かわいい顔している。大相撲史上はじまって最も円に近い顔かもしれない」と語った通り、愛くるしい表情も人気を押し上げる22歳に、今後も熱い視線が注がれそうだ。