――そういえば、昨年、韓国を訪れKTTで練習したと伺っています。

「去年のSカップの前にビザの書き換えで、5日間だけソウルに行った。練習をしたのは1日だけだよ。驚いたよ、3時間ぶっ通してトレーニングするんだ。ジョン・チャンソンがいたかどうか分からないけど、良い選手が多かったよ。ベリーハード・ウォームアップから、延々とスパーリングが続く。とにかく練習時間が長かった(笑)。

日本では色んな場所で練習していて、1日だけ練習したKTTと比較することはできないけど、それぞれの形でハード・トレーニングをしているってことだよ。長い練習時間でハートが強くなることもあるし、日本の練習も十分に気持ちが強くなるくらい厳しいモノだよ」

――改めて、韓国の印象を聞かせてもらえますか。

「日本と韓国はとても似ていると思うよ。人々は親切で、文化と伝統を重んじている。もちろん、日本人と韓国人は欧州人とアジア人より似ている部分がある。ただ、韓国人の方が日本人よりもアメリカナイズされているかなって感じた」

――へぇ、それは興味深い意見です。

「より開かれているっていうのか……。きっと、大陸の一部の韓国と、海に囲まれている日本の違いだろうね。まぁ、分からないや(笑)」

――分からないですね(笑)。ところで今日はグランドスラム横浜で練習していますが、基本的にはAACCがベースとなっているのですか。

「グランドスラムは週に2回来ている。プロ練習は午前中にあるみたいだけど、午前中は練習しないから夜のグラップリング・クラスに出ているんだ。小見川や加藤忠治ととても良い練習ができるよ。あとはAACCやシーザー・ジム、シーザー力道場を中心にトレーニングしているよ。力道場には同じ大会に出るミノワマンも来ているよ」

――ヨアキム、今日は練習前の慌ただしいなか、時間をとっていただき、ありがとうございました。では、韓国と日本のファンに何か一言をお願いできますか。

韓国で試合ができることが楽しみにしている。自分のスキルを十分に発揮して、勝ちたいと思う。韓国で勝ったら、夏には日本に戻ってきて、またシュートボクシングやMMAの試合をしたいと思っているので、応援してもらえると嬉しいよ」

■RFC11対戦カード

<RFCライト級T決勝/5分3R>
ナム・ウィチョル(韓国
久米鷹介(日本)

<フェザー級/5分3R>
ヨアキム・ハンセン(ノルウェー)
ソ・ドゥウォン(韓国

<ライトヘビー級/5分3R>
ティエリー・ソクジュ(カメルーン)
ウィ・スンベ(韓国

<ミドル級/5分3R>
ミノワマン(日本)
ソン・ヘソク(韓国

<ウェルター級/5分3R>
ルイス・ラモス(ブラジル)
チャ・ジョンファン(韓国

<ライト級/5分3R>
ムラット・ハズガン(トルコ)
イ・ヒョンソク(韓国

■Young Guns07対戦カード

<RFCバンタム級T準決勝/5分3R>
第5試合の勝者
第4試合の勝者

<RFCバンタム級T準決勝/5分3R>
第3試合の勝者
第2試合の勝者

<RFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
イ・ユンジュン(韓国
キム・ホジュン(韓国

<RFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
アラン・ヨシヒロ(日本)
ソン・ミンジョン(韓国

<RFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
クァク・ミョンシク(韓国
ホン・ジュンギ(韓国

<RFCバンタム級T準々決勝/5分2R>
佐藤将光(日本)
ムン・ジェフン(韓国

<RFCバンタム級T補欠戦/5分2R>
イ・ギルウ(韓国
キム・ソンジェ(韓国