レモンのはちみつ漬けでパワーアップ。野球アプリ「十球甲子園」がやめられないとまらない
バース、クロマティ、ブーマー、アニマル・レスリー、ロバート・ローズ、パウエル、ブライアント、そしてデストラーデ。プロ野球がまだ泥臭さも残してギラギラしていた80〜90年代の伝説の助っ人外国人選手のフィギュアが、「ヨーロピアン コクのブラック」をコンビニで買うともれなく1本につき1体ついてくるんです。私、8体全部買ってそろえてみましたが、それぞれしっかり特徴を捉えていて嬉し懐かしでした。
今、そんな「力と力のぶつかり合い」をシンプルに楽しめる野球アプリが出ているのだが、これがまた面白くてやめられなくて困っている。その名も「十球甲子園」（iOS専用アプリ／無料）。
ピッチャーが投げる。
プレイヤーの分身であるバッターがそれをスタンドめがけてフルスイング！
（来た球にあわせて、画面のどこかをタップするだけ）
これを、ただ10球繰り返す。それだけ！！
たったこれだけ、時間にしても1プレイ1分強で終わってしまうシンプルなゲームなのに、やり始めると止まらなくって気がつくと20分、なんてこともザラ。
10球の合計の飛距離でランキングを競い、スタンドインするとその都度＋50m分が加算されます。また、ボールが落ちた場所によってパワーアップするので後半になればなるほど飛距離は増していきます。
タイトルに「甲子園」とはついていますが、どちらかというとプロ野球のオールスターなどで行われる「ホームラン競争」に近いですネ。
8月にリリースされたときも面白くて何度も遊んでいたんですが、難点は途中でファール（または空振り）をしてしまうとパワーゲージが0になってしまい、残りの球へのモチベーションが削がれてしまうことでした。
でも、先月はやくもバージョンアップされてこの悩みも解決！ 「リトライ」ボタンが加わったことで、いつでも気軽に1球目に戻って、気分新たにやり直せるようになりました。まあ、このボタンのおかげで延々とプレイし続けてしまうことになったのですが。。。
このアプリがまた燃えてしまうのは、全国各プレイヤーの記録を様々なランキング形式で確認できるところ。今、自分が全国の中でどの位置にいるかがわかるので、もう少し、あとちょっととプレイを繰り返してしまうのです。
チェックできる記録は、自己ベストランキングTOP10、地方TOP50、全国TOP100、そして地域対抗（基本的には都道府県別）ランキング。特にこの地域対抗ランキングが興味深くって、1位：大阪、2位：神奈川、3位：愛知、4位：兵庫……と実際に野球の強豪校が集まる地域がちゃんと上位に来ているんです。野球の浸透度・熱狂度がこんなゲームのレベルにまで反映されてるだなんてちょっと素敵ですよね。
ちなみに私は昨日（10月4日）時点で、全国179位、地方大会（地元福島で設定しています）3位、飛距離にして1628mが最高記録です。なお、全国1位の記録は1756m。その差100mということは、あと2本ホームランを増やせば追いつけるということなんですが……、それって全球ホームランをぶっぱなさないと辿り着けない記録。パワーゲージはゼロスタートですから、1球目からホームランだなんてムリムリムリ。
ここで重要になってくるのがお助けアイテム「レモはち」（レモンのはちみつ漬け）です。通算記録が10000m増える毎に1つもらえます。これを食べるとパワーゲージが2ポイント加算されるので、全国の猛者たちは1球目からじゃんじゃん使っているのでしょう。
ん？ お前も使えばいいだろうって？ 使ってはいるんですけど、そのときに限って緊張してしっかりファウルになっちゃうんですよねぇ。。。
また、9月のバージョンアップによって新たに「ツイート機能」と、通算20万メートルを超えたエリート（といって、延々とやってれば誰でも到達できるんだけど）のみが挑める「決勝モード」が加わっています。通常モードではホームラン競争よろしくピッチャーは直球しか投げてこなかったのですが、「決勝モード」では七色の変化球を操ってきます。これがまた楽しくって、またやめられない。。。
日本のプロ野球もメジャーリーグもいよいよこれからポストシーズンで、野球が一番面白くなる季節。野球がやりたくなって思わず体がうずいてきたら、「十球甲子園」いかがでしょうか？
（オグマナオト）
