やはり攻撃優先で、飯原・雄平あたりがDH起用されるのだろうか。

仮に飯原と雄平がスタメン出場するということになれば、ベンチに控える野手は、捕手の福川、中村、内野の藤本、荒木、野口、三輪、外野の比屋根、福地ということになる。

ここは大きな課題である。

控えのメンバーは、ほとんどが代走・守備固めの要因で、代打として期待できる選手はほとんどいない。

現状代打で起用されているのは藤本・福川・福地あたりだろうか。

これはいかにも弱い。

このあたりは大きな課題だ。

課題と言っても今更どうなるものでもなく、いる選手で戦うしかない。

ファームを見渡しても、打撃のみで昇格させたいと感じる選手は見当たらない。

3割を大きく超える打率を残し、3,4月の月間MVPを獲得した松井淳も、このところ当たりが止まり打率は3割を切った。

その他ファームで3割を超える打率を残していたのは、藤本であり、福地であり、野口で既に1軍昇格済み。

ユウイチやトレードで獲得した楠城、或いはベテランの宮出など打力優先の選手を昇格させることも考えていかなければならないのではないだろうか。

特に右の代打は枯渇状態、先日の試合でも1軍復帰したばかりの、相川が代打で登場したほどだ。

相川の打力がどうというより、捕手は、万一に備えて最低1人は控えにおいておく必要があり、常時代打要因として考えることは出来ない。

相川不在の間、その穴を十分に埋めた中村と相川の起用をどう考えるか。

こちらも小川監督の悩みの種となりそうだが、彼ら2人で捕手という意味では、十分賄えるだろう。

そう考えれば、代打要因として開幕一軍入りも果たした新田を昇格させる手もあるかもしれない。

とにかく、守備や走塁に不安があっても打撃専門で1軍に挙げたいという選手がいない。

大砲不足と共に、長距離砲でなくても打撃期待の選手というのは、長年の課題でもある。

打って守れて走れて、中途半端なレベルでも3拍子重視するスワローズの編成。

長いシーズン故障者続出もある程度は想定しておかなければならない。

故障者の代役に目途の立たないまま迎えることになった交流戦。

地元神宮で確実に勝ちを拾い、大きく負け越すことなく、乗り切って欲しいものだ。