【助っ人外国人列伝 2011】バレンティンの軌跡

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今シーズン、ヤクルト・スワローズに加入し、いきなり本塁打王のタイトルを獲得したウラディミール・バレンティン外野手(27)。オランダ領アンティルという、日本人にとってはなじみの薄い国で生まれ育ち、単身アメリカに渡りマイナー、メジャーと渡り歩いた、典型的なたたき上げ型の野球選手だ。メジャー時代はマリナーズにも所属し、イチローと左中間を組んだこともある実力の持ち主。

そして、そのメジャー仕込みのパワーと、右耳のドデかいピアスを引っさげ、今年、日本球界に上陸。オープン戦こそ苦戦したものの、4月16日の横浜戦であわや場外かというほどの来日1号の特大ホームランを放つと、そのまま勢いに乗り、1試合3HR、5月の月間MVPなどを獲得。

また、アジャコングそっくりの見た目には似合わず、その人柄は「物静かで、一生懸命何でもやる人です。(ヤクルト球団・小国通訳)」ということだ。また8月には歯痛で試合に欠場するなど、その巨体からは想像もつかない行動でファンを楽しませてくれた。

そんな愛すべき助っ人・バレンティン選手の軌跡をまとめてみた。


◇◆2011シーズン・バレンティンの軌跡◆◇
ヤクルト新外国人 18カラットのダイヤピアスで来日(1月26日)

バレンティン 4番DHで来日初安打&初打点!(2月12日)

バレンティン150メートル“ハブ殺し弾”!(2月24日)

広島県全域にバレンティン注意報発令(4月03日)

バレンティン来日初のお立ち台 待っていたのは…(4月22日)

バレンティン3発…仰天!バット折ってもスタンドイン(5月13日)

本人も予想外だった バレンティン 来日1年目で月間MVP(6月6日)

バレンティン、来日初サヨナラ打(7月6日)

バレンティン、歯痛で試合欠場(8月20日)

歯痛のバレンティン 汚名返上のV2ラン!(8月21日)

“そっくりさん”アジャコング 不振のバレンティン激励(9月6日)

バレ2戦連発 セ・リーグ30号一番乗り「チョ〜ウレシイ!」(9月29日)

バレンティン1年目で本塁打王に「驚いている」(10月26日)

ヤクルト・バレンティンが帰国 来季も残留へ(11月10日)