インタビュ―:倉木麻衣「みんなを“Drive me crazy”=“夢中”にさせていけたらいいな」
昨年9月に発売したデビュー10周年記念ベストアルバム「ALL MY BEST」がロングヒットを続ける中、3月3日には通算33作目となるシングル「永遠より ながく/Drive me crazy」を3仕様で発売した倉木麻衣。同作の発売に合わせて、自身が2度目のイメージキャラクターを務めるKOSE「エスプリーク プレシャス」の新CMがオンエアを開始している。
そういう音楽を通じて「見せられるライブ」を今後もやっていきたいなと思えた2日間でもあって。そのおかげで、ハロウィンライブが出来上がったんです。それが無ければハロウィンライブをやろうという感じにはならずに、また別の見せ方になっていたかなと思うんです。ハロウィンでは今までにやったことの無い、月に乗って降りてくるシーンだったり、曲によってセットや衣装の世界観を変えたライブをやってみて、すごく手応えがありました。
――去年はデビュー10周年ということで色々と新たな挑戦をされていましたが、振り返ってみて、どんな一年でしたか?
倉木麻衣(以降、倉木):去年はすごく新鮮で刺激的で、感謝の一年でした。今までの気持ちなど振り返りながらも、沢山の人と出会って、アジアでの活動もあったり。ライブでは新しいものを採り入れて、初めてトライしたことが多かったので、すごく手応えのある一年でもありました。一ヶ月間、台湾、韓国、香港、上海の4ヵ所を初めてツアーで回ったんですけど、改めてアジアでこれだけ沢山の方が応援してくれていたんだなと感じましたね。ものすごい熱狂的なファンの方が沢山いて、これだけの方が10年ずっと待っていてくれたんだなという感慨深い想いがありました。――アジアツアーでは、ライブ以外にも買い物や食事など、ゆっくりする時間はありましたか?
倉木:オフは何日かあったんですけど、香港で一回体調を崩しまして、病院に行くハメになっちゃったんです(笑)。それで、あまり観光はできなかったんですけど、上海に行った時に、上海の中心部にある東方明珠電視塔という、すごく大きな塔に行きました。そこに上ると、全部が展望台みたいにガラス張りになっているんですけど、床もガラス張りなので、見下ろすと上海を一望できるような、宙に浮いているような状況になるんです。残念なことに少しガラスが曇ってまして、そんなに怖くはなかったんですけど、下を見ると落ちそうな、すごい所にいる感じはしましたね。――高所恐怖症ではないんですか?
倉木:ではないですね。割と大丈夫でした(笑)。――脱線しますが、倉木さんは苦手なものや怖いものはありますか?
倉木:壊れそうなものというか、すごく繊細な飴細工とか、細いガラスとかを見るとちょっと「ヒィー!」ってなっちゃうんですよね(笑)。壊しそうで、触れないというか、ダメですね。あと、夏場になると分かると思うんですけど、散歩していると道のある一定の場所に、小さな蚊の子供みたいな虫がものすごくいっぱい溜まっている時があるじゃないですか。苦手で通れないですね。どう対応していいか分からなくなっちゃうんですよね(笑)。――普通の昆虫は大丈夫ですか?
倉木:どちらかというと苦手かもしれないですね(笑)。――女性は普通そうですよね。話を戻して、去年はアジアツアーの他、日本では全国ツアー以外にも7月に幕張メッセ2デイズや、日本武道館でのハロウィンライブなど、色々と驚かされる演出も沢山ありましたが、ライブにおいて新たに挑戦して良かったことはありましたか?
倉木:今まではどちらかというと「聴かせるライブ」をやってきていた中で、今度は「見せるライブ」という部分で、幕張メッセ2デイズの2日目を行った時に、3D映像を取り入れてみたんです。歌以外の演出を含めて、みんなにとても楽しんでもらえたことを実感して、やってみてすごく良かったなと思ったんですよね。すごくサプライズというか、みんなが驚いて楽しんでもらえている、時間も忘れて何かが出来る、その瞬間に夢中になれるようなライブって、すごくいいなと思って。そういう音楽を通じて「見せられるライブ」を今後もやっていきたいなと思えた2日間でもあって。そのおかげで、ハロウィンライブが出来上がったんです。それが無ければハロウィンライブをやろうという感じにはならずに、また別の見せ方になっていたかなと思うんです。ハロウィンでは今までにやったことの無い、月に乗って降りてくるシーンだったり、曲によってセットや衣装の世界観を変えたライブをやってみて、すごく手応えがありました。