出羽島にクジラ打ち上げ 地元漁師が死骸を発見【徳島】
牟岐町の沖合に浮かぶ出羽島で、打ち上げられたクジラの死骸が見つかり、1月8日に町の職員が現地を訪れて状況などを確認しました。
海岸に横たわり、打ち寄せる波に揺れるクジラ。
黒い皮が剥がれ、カモメがついばんでいる様子が確認できます。
クジラの死骸が見つかったのは、牟岐の港から船で約15分、出羽島・西側の海岸です。
漁業関係者によりますと、7日、島の漁師がイセエビ漁の網を仕掛けに行く途中、打ち上げられているクジラを発見しました。
(出羽島の漁師)
「きのう漁に出ていて、向こうから帰って来てたら、クジラが上がっとったけん。ここらの船よりだいぶ大きかったね」
(牟岐町漁業協同組合・田中幸寿 理事組合長)
「私の知る限りでは2回目やな、この島でよ。10年近く前かもわからんね」
「もう自然分解で、自然に消滅するん待つしかしゃーない。波と風でな」
クジラの研究者に、今回の映像を見てもらいました。
(ノアドルフィンドーム・石川創 館長)
「ヒゲクジラの仲間で、ザトウクジラという種類になります」
「沖縄周辺、小笠原諸島の2か所に繁殖海域があり、冬になると繁殖海域まで移動して、子どもを産んで育て」
「春になると冷たい海、餌が豊富な海を目指して移動する、季節回遊をしている」
全長は10m前後。
ザトウクジラの中でも、比較的若い個体と推測されるといいます。
(ノアドルフィンドーム・石川創 館長)
「野生動物は、一般的にこどもの死亡率が高い」
「沖合で死んだ個体が、おそらくは黒潮に乗って沿岸に近づいて漂着したと」
午後には町の職員が現地を訪れ、写真を撮ったり大きさを測ったりと、死骸の状況確認を行うとともに、今後の対応を検討しました。
(牟岐町産業課・久秀明 課長)
「地元や漁協と話し合いながら、どんなんがいいんかなと考えていきたい」
県内では、2016年に阿南市の中林海岸でもクジラの座礁が確認されています。
