セリエA第23節が行われた12日、冬季移籍市場の主役ロナウド(30=ACミラン)がホームのサンシーロ・スタジアムでデビューを飾った。格下リボルノ相手に1−1で迎えた後半18分、FWオリベイラに代わり背番号「99」の半袖ユニフォームを身に纏ったロナウドがピッチに降り立つ。ゴールこそ奪えなかったがエリア外から強烈なシュートを放つなど存在感をアピールし、2−1逆転勝利に貢献したロナウド。翌日付の現地紙評価は以下の通りとなった。

<ガゼッタ・デッロ・スポルト>
「6.5=狡猾にもいきなり投石器のような右足でシュートを放ち、相手GKアメリアの仕事を増やす。エリア内での決定的な仕事はなかったが、第一印象はポジティブ。怪物は間違いなく沸騰している」
<コリエレ・デッロ・スポルト>
「6=まだ動きが遅く、足が止まるケースもあった。ただ、才能の片鱗を再びサンシーロにもたらした」
<コントロ・カンポ>
「6=1−1の状況でデビューを迎える。不確定要素も目立つ。惜しくもゴールにはならなかったが、決定的なシュートを3度放ち存在をアピール。右足で才能を披露した」

本調子から程遠いロナウドだが、各紙1面で「怪物復活」と報じている。プロ選手にとって欠かせない“モチベーション”を取戻したロナウドがゴールネットを揺らす日は近い。

佐藤 貴洋