1月21日に行われたリボルノ戦にて、相手DFガランテの肘うちに激怒したトッティがその後退場となり、ピッチを去る際に自チームのフィジカルコーチまで突き飛ばして大きな話題を呼んだ。

 この退場劇でトッティには2試合の出場停止処分が下され、2月4日の天王山とも言えるインテル戦に出場できなくなるのでは、と懸念されていたが、イタリアサッカー連盟は処分を改め、1試合の出場停止を発表した。

 当初はトッティによるガランテへの暴力行為が重く見られていたが、実際にはガランテには手を出しておらず、口論だけだった、というのがその理由。これによってローマは、大切なインテル戦に得点ランキングトップを走るエースを欠くという事態は避けられることになった。

 2位のローマにとって、10以上の勝点差をつけられている首位インテルに、これ以上の独走を許すことはできない。何としても勝利が必要な試合であり、総力を結集して立ち向かう心構えだ。そんななか、トッティの出来が大きな鍵を握っていることは言うまでもない。