ファビオ・カペッロ監督から戦力外通告を受け、レアル・マドリーを去ることを自ら認めているロナウド。先日、彼の代理人とミランとの間で交渉が持たれ、移籍に関する基本的事項の同意には達したものの、双方が主張する移籍金に格差があり、難航が伝えられていた。

 このため、レアル・マドリーは、カペッロ監督就任とともにレアル・マドリーのフロント入りした前ローマGMのバルディーニをミラノに送り込み、ミランのガリアーニ副会長と直接交渉を行うことで、移籍金の合意を目指している。レアル・マドリー側が、希望する移籍金を数億円引き下げることは確実で、両者はここ数日間で合意に達する見込み。

 ロナウドのミラン入りは、いよいよ秒読み段階に入ったと言える。ミランのファンの間では、早くもロナウド、ジラルディーノ、カカによる攻撃的なトライアングルフォーメーションが話題に上っており、ロナウドの加入に否定的な意見より、歓迎ムードのほうが高まっているようだ。