グラスゴー・レンジャーズの守備的MF、ジェレミー・クレマン(22)がパリ・サンジェルマン(PSG)に移籍することが決まった。レンジャーズが25日、公式ホームページで発表した。

 クレマンには、太腿の負傷で8週間戦列を離れることになったアルー・ディアラの代わりとして、リヨンが熱心なラブコールを送っていた。PSGが提示した200万ユーロ(約3億1300万円)に対し、リヨンは260万ユーロのオファーを出したと報じられる。

 クレマンは下部組織からのリヨン育ち。リヨンでは2003年から2006年まで3シーズンを過ごしたが、リーグ戦に出場したのは35試合にとどまる。今後の出場機会を考えて、今月初めにレンジャーズを退団したル・グエン監督が新たに指揮をとるPSGを選択した。PSGとの契約は4年間。

 「フランスのビッグクラブに戻り、再びル・グエン監督の下でプレーできるのは大きなチャンス」と移籍を喜ぶクレマン。元アルゼンチン代表のガジャルド、ル・グエン新監督に続き、PSGが2部降格の危機から脱するために得た3人目の切り札となる。