リーグカップ準決勝の第2戦が23日、スタンフォード・ブリッジで行われチェルシーが、トータルスコア5−1(第1戦は1−1)でウィコムを降し決勝戦へ駒を進めた。

 20日のリーグ戦でリバプールに完敗したチェルシー。ジョゼ・モウリーニョ監督の解任も噂され、チーム全体に嫌な空気を持って迎えた一戦だった。しかし、そんな悪い流れを断ち切ったのは、開幕から調子の上がらないアンドリー・シェフンチェンコ。前半24分、44分に立て続けにゴールを奪い試合を決定付けた。

 後半に入ってもチェルシーの勢いは止まらない。負傷中ジョン・テリーに変わってキャプテンマークをつけているフランク・ランパードが後半24分、そしてロスタイムにもゴールを決め、終わってみれば4−0の快勝。エースの復活で、チームの士気は俄然上がった。

 決勝はトッテナムとアーセナルの勝者と行われる。

<チェルシー>
チェフ、R・カルバーリョ、アシュリー・コール(84分ヌーノ・モライス)、L・ディアッラ、エッシェン、マケレレ、ランパード、バラック(84分ライト・フィリップス)、ミケル、ドログバ、シェフチェンコ(84分S・カルー)