佐野史郎が語る！クトゥルフ神話を通じた平和活動「戦争はなくなるんだよ」

ライブドアニュースの動画『【ガチ勢】佐野史郎さんのクトゥルフ神話トークを聞きながらまったりカードゲーム#01【ゲームさんぽ】』にて、俳優の佐野史郎さんがゲストとして登場した。今回はクトゥルフ神話を題材にしたカードゲームを楽しみながら、日本とアメリカの歴史を掘り下げて語る内容となった。

佐野さんは1992年放送のホラースペシャルドラマ『蔭洲升を覆う影』の話題に触れ、「その時は小中千昭さんが素晴らしい脚本を書いてくださった」と振り返った。ラヴクラフトのインスマスが「日本の漁村に似ている」と表現した佐野さん。「ラヴクラフト自身も非常に差別的なところがある人だしね」と、それゆえに作品の恐怖を引き立てていると解説した。

歴史や神話が持つ国家間の共通点について佐野さんは、「日本とアメリカの国家の成り立ちの歴史の闇の部分を（クトゥルフ神話は）見事に掴んでいるなって、そこにも惹かれてたんだよね」と分析。彼のクトゥルフ神話への関心は単なるホラーの枠を超え、より深い考察へと広がっているのが分かる。

そして、クトゥルフ神話を啓蒙する理由について、「これを世界中の人が信仰すれば、戦争はなくなるんだよ。平和活動のためなんだよね」と訴えた佐野さん。彼が目指すのは、国境を超えて人々が共通の畏怖を感じること。「僕の出演するドラマとか映画は全部クトゥルフ神話なんです」と、俳優としての活動と神話の融合を試みていると明かした。

動画の最後に佐野さんは、クトゥルフ神話について熱く語りながらも「もう、あんまり言うと、ほら、ちょっとイっちゃってる人に（笑）」と自嘲気味に笑いをこぼしながら締めくくった。