FA権行使の大山悠輔 巨人獲得調査でG党「人的補償」戦々恐々...「長野の辛い思い出が蘇る」
プロ野球阪神は2024年11月13日、公式サイト上で、国内フリーエージェント(FA)権を取得した大山悠輔内野手(29)がFA権を行使する意向を表明し、申請書類を球団に提出したことを発表した。
大山はAランクか...金銭補償または、人的補償プラス金銭補償が必要
阪神は公式サイトを通じて大山のコメントを発表。コメントは以下の通り。
「プロ野球選手として初めて他球団からの評価を聞く機会を得られましたので、FA権を行使させていただく事にしました。野球人生において、すごく大きな決断のタイミングだと思うので、慎重に時間をかけて考えさせていただきたいと思います」
FA権行使を表明した大山に対し、阪神は全力で引き留める構えを見せている。一方で、スポーツ紙などの報道によると、巨人は大山獲得に向けての調査を進めており、阪神と巨人による争奪戦が予想されるという。
大山がFA移籍した際に、ネックとなるのが「補償」問題だ。
スポーツ紙によると、大山の今シーズンの年俸は2億8000万円(金額は推定)で、チーム上位3人に入るAランクとみられる。大山がFA移籍した場合、金銭補償もしくは、人的補償プラス金銭補償が必要になる。
巨人のFAに伴う人的補償に関しては、過去に「苦い」経験がある。
「人的補償ルールの代償が意外とデカすぎる」
18年オフのFAでは、28人のプロテクトから外れた長野久義外野手と内海哲也投手の2選手が、人的補償として、それぞれ広島、西武に移籍。チーム功労者の2人が人的補償となった事実は当時、日本球界に大きな衝撃が走った。
このような背景もあり、インターネット上では、早くも巨人ファンが大山の人的補償を話題にしている。
Xでは「巨人が獲得した場合のこの謎の人的補償ルールの代償が意外とデカすぎる気がしている」「大山巨人移籍とかしたら嬉しいけど、人的補償が怖いな」「大山は欲しいけど人的補償は悩ましい」「補償でチームバランス崩さないよう、慎重に検討が必要」「長野の時のあの辛い思い出が蘇る」「人的補償が不安でしかならない」などの声が寄せられた。
果たして巨人は大山獲得に動くのか。大山は14日にFA宣言選手として公示され、15日から他球団との交渉が可能となる。